Semua Bab 平安時代の悪役令嬢は婚約破棄します!: Bab 21 - Bab 30

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第二十一話 悪だくみ 二回目

 箏を弾いていると、やがて橘の香りが近付いてきた。「今夜、どなたがいらっしゃるの?」「中務省の少丞と聞いています」「下がってるじゃない!」 少納言は従五位上、少丞は従六位上。 五位と六位だから一つ違いに思えるかもしれないが四つ下である(間に三つありますのよ)。 何より五位以上(蔵人は六位以上)は昇殿を許されているが、六位以下は昇殿が許されていない地下人なのだ。 昇殿を許されている貴族を殿上人という(三位以上は公卿と呼ばれる上級貴族ですのよ)。 普通、中級貴族というのは殿上人、下級貴族は地下人である。「身分が気になりますか?」「妹の夫になる方はね。特に中の君の夫のことはお父様が出世の手伝いをして下さらないかもしれないのよ。だったら少しでも官位が高くないと」 官位で俸給(要はお給料ですわよ)が決まっているのだ。官位が高ければそれだけ多くなるし最終的に高い地位に就ける。 昔の下級官人が束帯(正装ですわ)を着ていないからと言う理由で仕事中に追い返されたことがあるのだが、その束帯も自分で用意しなければならないのだ。 金がなければ仕事にも行かれないのだから(その時は公式行事の準備中だったから正装でなければならなかったと言うのはあるにしても)俸給に影響する官位は大事に決まっている。「牛車に細工しますか? あるいは動物の死体を捨てるか……」 頼浮の問いに私は考え込んだ。 お母様達が、中の君が春宮に入内できない理由を『もう婿がいるから』ということにしたいのなら何度邪魔をしても送り込んでくるだろう。 婿がいても女官として出仕することは出来るが夫がいたら春宮の手が付こうが、なんなら懐妊して皇子を産もうが妃に格上げというのは無理だろう。 そもそも子供も春宮の子供とは認めてくれないかもしれないし。 春宮が認めると言ったところで公卿達が認
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第二十二話 計画実行!

 翌朝―― 庭を深緑の位襖を着た随身が歩いているのを見た私(左大臣の大君の方)は箏を用意させた(もちろん几帳も)。「この頃は箏のお稽古にご熱心ですね」 女房の一人が言った。「入内されるのですもの。参内するのが待ち遠しいですわ」「早く内裏に出仕したいですわね」「姫様のお気を散らさないように向こうに行ってますわね」 人払いをするまでもなく、女房達は気を利かせていなくなった。 ごめんなさいね。 私は入内する気はないんですのよ。 心の中で謝りながら箏を弾いていると橘の香りが近付いてきた。「あなたが三晩続けて来られる日に三日間通ってこられそうな殿方はいる?」「…………」 私の問いに頼浮が黙り込む。「……本気ですか?」 しばらくして、ようやく口を開いた頼浮が言った。「あなただってそうしょっちゅう動物の死体を置いたり牛車に細工したりしたくないでしょ」「やるのは郎党です」 頼浮が前に私が言った言葉を返してくる。「左大臣の婿にはなりたくないってこと?」「この場合、左大臣は関係ないと思いますが」 誤解のないように断っておくと、頼浮は、『見くびらないでいただきたい! 身分に関係なくあなたをお慕いしているのです!』 とか、そう言う物語に出てくるような胸の躍る言葉を言いたいのではないんですのよ。 というか、頼浮が出世目当てかどうかはともかく、この場合はむしろ逆。 少納言(と、その弟)は左大臣の婿になれば出世を手伝ってもらえるだろうなどという浅はかなことを考えたが婿の出世を手伝わなければいけないという決まりはないのだ。 婿の出世の手伝いをしないと娘が離縁されてしまうかもしれないのと、婿が出世すれば結果として自分の家の利益にもなるからやっているだけである。 |蔭位
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第二十三話 露顕!

「は……!? 今夜、露顕ですって!?」 いよいよ頼浮が少将の振りで私(表向きは中の君)のところに来るという正にその日、少将が検非違使庁の大志の姫との露顕をするという知らせが来たのだ。『露顕』というのは三日目の晩に妻の家族や親戚、友人などに婿をお披露目することですわ。 これをもって妻の家族や親戚から正式な婿として認められ、男は朝になっても妻の家から帰らなくても良くなる(ただの恋人は帰らなければならないんですのよ)。 露顕に招かれるのは妻の親戚縁者だけだから頼浮が三日間通う前に知られてしまうとは思わなかったらしい。 しかしその縁者の中に左大臣家の親戚もいて宴に招待されたのだ。 今日、露顕ということは今夜が三晩目。 左大臣家と大志、同時に両方には行かれないのだから左大臣家に来たら大志との婚姻は成立しないし(実際にうちに来るのは頼浮とはいえ)、大志を選べば左大臣家には来られない。 ああ、もう……! よりによって通ってくる前にお母様の耳に入ってしまうなんて……。 まさに『露顕』ですわ! 信じられない!「大君、心配しないで。すぐに中の君に良い婿を見付けてあげますからね」 お母様が安心させるように言った。 ああ……。 どうしよう……。 私は急いで人払いをすると箏を弾き始めた。 すぐに橘の香りが近付いてきた。 どうやら呼ばれると思って待機していたらしい。「どうなってるのよ! よりによって通い始める日に露顕なんて!」 私は声を潜めて言った。「申し訳ありません。自分が通うわけではないので日取りを勘違いしていたそうで……」
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第二十四話 群盗襲撃!

「物語を借りてきました」 キヨが言った。「物語って、どの?」 二の姫がキヨに訊ねる。 一口に物語と言っても沢山ある。 継子いじめ譚に、恋愛ものに歌物語など。 面白いものもあれば、紙は貴重なのにこんなつまらない話を書くなんてどこの金持ちなんだと思うようなものまで様々だ。 そして長い物語というのは一話から数話が一冊に収められていたりするから分冊だし、それを順番に借りられるとは限らない。 書き写した人も間の話が借りられなくて途中が飛んでたりすることがあるからだ。 続きを借りてわくわくして読んでみたら大貴族と結ばれて幸せになったと思っていた姫君が何故か出家していたということがあったりする。 間の巻を借りられるまで何があって出家するに至ったのか分からないなんて事もあるのだ。 ちなみに元の本と書き写された本の巻数が必ずしも対応しているわけではないから途中の巻を借りられたけどやっぱり何があったのか分からない事もある。 それはともかく――。「……邸に群盗がやってきました」 キヨが物語を読み始めた。「ぐんとうって何?」 三の姫が訊ねた。「盗賊の集団です。大貴族の邸は警護の者が多いのでそういうところを襲う時は徒党を組んでやってくるんです」 キヨが答えた。「怖いわ」 三の姫が怯えたように言った。「塀の外にいる群盗達は囮でした。目的は姫君を亡き者にすることだったのです」 キヨが続きを読む。 これはなんの物語だったかしら? 私は首を傾げた。 聞き覚えがないのだが、さすがに継子いじめ譚に姫君を襲う盗賊の話は出てこないはず――。「姫君を亡き者にしようとした継母が群盗を装って邸を襲撃させたのです」 まさか……! 朝―― 私(左大臣の大君
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第二十五話 嫌疑と二度目の襲撃

 少し荒っぽい足音が聞こえた気がして私(左大臣の大君の方)は振り返った。 古参の女房がその女房に注意しようとしたようだが、それより先に――。「姫様! わたくし、悔しいですわ!」 夕食を持ってきた女房が私の前に膳を置きながら言った。「何かあったの?」「姫様が疑われているんです!」「あっ、しー!」 別の女房が慌てて止めようとしたのを見て本当に疑いが掛かっているのだと分かった。 でも――。「何の疑い?」 私が訊ねると女房達が気まずそうに顔を見合わせた。「中の君のことですわ」 女房が答える。 他の女房達が黙らせようと必死で目配せをしている。「姫様があの蛇を贈ったり、夜中に襲撃させたと……」「およしなさい!」 とうとう年配の女房が叱り付けた。「…………」 一瞬、言葉もなかったが考えてみたら疑わしいのはお母様と私しかいない。 お母様は、中の君の母君がお父様の妻だったから、私は春宮に入内することになっているから、どちらにしろ殿方を巡っての嫉妬という事になる。 ということは頼浮の歯切れが悪かったのも私を疑っていたからですの? では以前、蛇の箱のことを聞いたときに返事を躊躇ったのも私がとぼけているか、疑われていないか探りを入れたと思っていたからなのね。 傷付きましたわ! と言いたいところですけど他に疑わしい人はいないのだから仕方ありませんわね。 とはいえ嫌がらせをしたときの記憶を失っているのでないなら私がやったわけではないのだけれど――。 翌日―― 私(左大臣の大君の方ですわよ)は箏のお稽古を始めた。 最近は皆、私が稽古を始めると黙って部屋を出ていくようになった。 頼浮を呼ぶときだけ人払いをするのは不自然だから有難いですわ。
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第二十六話 三度目の襲撃

 私(左大臣の大君の方)が箏のお稽古を始めると女房達はいなくなった。 入れ替わりに橘の香りが近付いてくる。「ありがとう。さっきはどうして庇ってくれたの? あなたは疑ってないの?」 私がそう言うと、「女房を抱き込むことは実際にありますから」 頼浮が答えた。「もしかして、やったことあるの? 妻や恋人はいないって言ってたわよね?」 恋人と呼ぶほどではない相手がいるとか?「なぜ私がやることになるのですか」 頼浮が心外そうな声で、「どこの邸を警護するときでも一番警戒しなければならないことでしょう」 と答えた。 それはそうだ。 邸への手引きというのは女性への夜這いだけではない。 盗賊が数を頼みに押し入ってくることもなくはないが、泥棒などがこっそりと忍び込むこともあるのだ。 それに暗殺も――(今回は未遂ですみましたけど)。 私か中の君のどちらかだけを狙ったことも考えられるが、二人共殺そうとしたということもなくはない。 お父様の政敵が娘の入内を阻みたいと思ったのなら片方を残しておいては意味がないのだ。「あなたのことは疑っていません――今は」 つまり以前は疑ってたんですわね。 まぁそれは仕方ない。 継子が狙われて真っ先に疑われるのは継母と義理の姉だ。 妹達は幼すぎてそういう事が出来る年ではないし。「特に今回は」「…………?」 私は首を傾げた。「あなたが箏を弾いている時は私が近くにいるでしょう」 そういえばそうでしたわね。 話し掛けるのは箏を弾いている時だから頼浮の方も近くで待機しているのだろう。 だから、この前の襲撃の時も逸早く駆け付けられたのだ。「あなたが中の君を危険な目に遭わせるとは思えませんし、そもそも女房を抱き込むこと
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第二十七話 物語の作者

「入れ替わりを考えたのはわたくしです」 女房が胸を張る。 私(左大臣の大君の方)が訊ねると女房は自慢げに答えた。「姫様が中の君に嫌がらせをしているというのを聞いて腹が立ったんですわ。それでわたくしが言い返したら証明しろって言われたんですの。例えば……あっ!」 女房がそこまで言って言葉を切った。 思い当たることがあったらしい。 この女房が全く何もないところから思いついたのではなく、そういう風に考えるように仕向けられたのだ。「その女房の名前、知ってる?」「はい」 女房が名前を挙げる。中の君の女房の一人だ。 その時、外からかすかな咳払いが聞こえた。 さっきから庭に頼浮がいて話を聞いていたのだ。「もういいわ。私は箏のお稽古をするから」 私がそう言うと女房は下がった。「今の女房が言った者ですが今朝、邸を出ました」 夕辺の騒ぎで襲撃者が捕まったと聞き、部屋の入れ替えを唆したのが自分だと知られると思って逃げたのだろう。「逃げるということは予想していたのよね」「ええ、指示した者に報告に行ったところを取り押さえるのが一番確実かと思いまして」 どうやら、わざと逃がして尾行させているらしい。 それなら遠からず誰が狙わせたか分かるだろう。 どちらを狙ったのかも。 数日後―― 松姫が左大臣邸を訪ねてくれた。 あれから松姫とは何度か文のやりとりをしていた。 私が物語のことを色々と訊ねたのだ。 細かいことをあれこれと訊ねる私に、直接会って話した方が早いということで訪ねてきてくれたのである。「あの継子いじめ譚の続きを随分気にされているのですね」 松姫が言った。「ええ、春……幼馴染みの男と再会してからどうなったのか気になってしまって……」
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第二十八話 物語の終わり

 私(左大臣の大君の方)が目を覚ますと、また陰陽師と僧侶達の祈祷や読経の声が聞こえていた。「姫様……」 トメが声を詰まらせる。「今回は痘瘡じゃないわよね?」 そう言った私の声は驚くほど掠れていた。「召し上がったものの中に毒が……」「あなた達は大丈夫だったの!?」 飛び起きたかったが身体が動かなかった。 夢で見た物語の毒は今回のこと!?「姫様方だけが召し上がられたので……」 ならお菓子だろう。 珍しくて数が手に入らないお菓子は主人しか食べない。「妹達は!? 無事なの!?」 物語で儚くなったのは末の妹だったはず。 左大臣家なら四の姫だ。「三の姫様も四の姫様もお元気です」「元気?」 まだ子供で身体が小さいのに?「三の姫様と四の姫様は召し上がられませんでしたので」 小さい子供がお菓子を食べなかった……?「ご親戚の方が姫様方にとお菓子を贈って下さったんです。ただお客様がいらしたので数が足りなくて……姫様と中の君だけが……」 三の姫も食べなかったのなら贈られたのは娘の人数分だけだったのだろう。 だとすれば私達を狙ったと言うことだが――。 私達を親戚が狙った? 一体なんの理由があって? 数日後―― 陰陽師や僧侶の声が止まった。 中の君は助からなかった。 私達は沈痛な面持ちで墨染めの衣裳を着て俯いていた(喪に服す時に墨染めの色を纏った)。 三の姫や四の姫、女房達は泣いていた。「姫様、申し訳ありません!」 女房の一人が泣きながら謝った。「あなたが毒を入れ
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第二十九話 青い鸚鵡(オウム)の香炉

 数日後―― 私(左大臣の大君の方)は松姫から頂いた物語を全て読み終えた。 やはり桜の枝を全部切ったとは書いてなかった。 そもそも〝女〟が出てくる前に桜を贈ったのは別れるときの一枝だけで、再会後は贈っていない。 思い込みだったのだ。 読む前に吉野の枯れた桜の話を聞いていたから。 そして縫い物。 物語の姫君は縫い物が上手かった。 だから継母は姫君に大量の縫い物を押し付けたのだ。 けれど中の君はお世辞にも上手いとは言えなかった。 お母様が中の君に縫い物をさせていたのは中の君が下……あまり得意ではなかったからだ。 左大臣家の娘として婿を取ることになるのなら縫い物が上手くなければならないから。 箏の演奏も同様で、物語の主人公は名手で妹に手ほどきしていた。 ついでにいうと物語の主人公は〝中の君〟ではなかった。 というか〝中の君〟と書いてあるところは無かった――松姫の書いた物語には。 それも私の勘違いだった。〝同胞〟と書いてあったのが〝女〟と一緒に出てきた場面だから当然なのだが。 松姫の物語には〝女(意地悪をしていた姫君)〟は全く出てこなかった。 そして孔雀や鸚鵡の香炉は〝女〟と一緒に出てきたのだから当然、松姫が書いた物語には出てきていない。〝女〟が出てきてからの話は松姫以外の誰かが書いたのだろう。 時々あるのだ。 物語の先を読みたいと思った別の誰かが勝手に続きを書いてしまうことが。 あるいは、そもそも続きではなく別の話が混同されたのかもしれない。 継子いじめ譚は人気があるから多くの人が書いていた。 どちらにしろ、松姫の物語は私や中の君の話ではなかったのは間違いない。 疑問は解けましたけど……。 いなくなった人達は戻ってこない。 もう取り返しが付かないのだ。 私は深い溜
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第三十話 悪役令嬢の正体

「この子をお願いします」  そう言って私(左大臣の大君の方)に猫を渡すと中の君が牛車から降りた。 中の君は私が初めて会った日にあげた孔雀の羽を持っている。 皆が見ている前で大君として出ていったのだからもう引き返せない。 牛車の中に残った私も――。   * お父様は中の君がこれ以上狙われることのないように死んだことにした。 遺体があると死穢に触れてしまうからという理由で重症だった中の君を人の訪れがない寺に運び込んだ。  我が子と言えど死穢は死穢だから触れないために見ないようにするというのは珍しくない。 特に左大臣ともなると公式行事の予定が詰まっているし、他の者と違って簡単に欠席することも出来ないのだから尚更だ。 中の君はその寺で介抱を受けて助かった。 お父様は最初、中の君を狙っている者を捕まえたら生きていたと明かして左大臣家に連れ戻すつもりだった。 しかし犯人は叔父様で、私や三の姫、四の君を巻き添えにしてまで中の君を亡き者にしようとしたと判明した。 しかも叔父様がそんなことをした理由を考えたら中の君が生きていると知られるとまた狙われるかもしれない。 今回は叔父様ただ一人でやったこととされた。  そして、叔父様は遠流(遠い土地への流罪ですわ)になった。 だが叔母様やお母様が同じことをしないという保証は?――もちろん、ない。 次に中の君が狙われたら再び私や妹達が巻き込まれるかもしれない。 そのときは巻き添えになった私達も助からないかもしれないと考えたお父様は中の君を死んだままにしておくことにした。 こうなったら中の君を別の娘ということにして知り合いの貴族に養女にしてもらうしかない、そう考えた時、今度は春宮が出家すると言い出した。 お父様が春宮に啓す(申し上げるって意味ですわよ)と言ったのはこのことである(私は中の君のことをお父様から聞いて知っていましたのよ)。 私はそれを止めたのだ。  春宮に中の君が生きていると
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