ついにA大学との本戦1回戦、運命の序幕が上がった。グラウンドは選手たちの荒い息遣いと張り詰めた緊張感で熱くたぎっていた。幸いにも黒雲が太陽を遮り、時折陰を作ってくれるおかげで、試合を行うには悪くないコンディションだった。試合が始まると、チャン・ハヌルの心臓は爆発しそうなほど高鳴ったが、脳裏はむしろ冷ややかな冷気を纏い、冷静さを取り戻していた。ユファンを長く生きさせるには、野球に人生を賭けさせてはならない。そして、最も重要な決断はチャン・ハヌル自身にもあった。『この大会が終わったら……ユファンと別れなければならない』そうしなければユ・ドワンが下す呪いも回避でき、残りの生をユファンが天寿を全うできる。これは幾つもの生を経てきた自分、そしてジョ・ギボムとソ・ジョンウを通して導き出した真実であり、結論だった。大会の終了が恋愛の終焉を意味するという事実を噛み締めるたび、胸が引き裂かれるような思いだった。この場所まで来るために分かち合った数多のときめきや約束が、砂の城のように虚しく感じられた。前世の悲劇を想うほど、ハヌルは深い思索の沼に引きずり込まれていく。自分が死ぬことはもう恐くなかった。だが、自分が去った後、ユファンが血の涙を流し、孤独な廃人として残される前世の残酷な繰り返しだけは、どんな手を使ってでも阻止しなければならなかった。マウンドに悠然と立つユファンは、太陽を浴びる大理石の彫刻のように圧倒的な威容を誇っていた。ようやく心が通い合い、未来を誓い合う恋人同士になったというのに。運命の神はなぜ、これほど過酷な選択肢の前に我らを立たせたのか。「プレイボール!」主審の鋭い宣告が、ハヌルの朦朧(もうろう)としていた意識を一気に覚醒させた。 *** 試合が始まった。精神を研ぎ澄ませたハヌルは、拳をミットに強く叩き込み、戦意をみなぎらせた。今はただユファンのために、この試合を勝利で飾ることこそが唯一の使命だった。どうせなら今回も勝ち、次も勝ち、優勝という奇跡を成し遂げた後に別れを迎える方が、彼のためにも良いはずだ。打席に入った相手打者が投手席を睨みつけ、卑劣な嘲笑を浮かべた。「お嬢ちゃんたち、大半が1年生だろ? ここは野球場じゃなく、遊び場レベルだな」ハヌルは、これほど露骨な挑発に動じるほど軟弱ではなかった。相手のA大学は優勝候補に数えられる名門。彼ら
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