All Chapters of こんなに好きなのに、伝わらないのなら――: Chapter 11 - Chapter 20

22 Chapters

兄貴の絶望2

*** 夕飯後、半分に切ったレモンと絞り器と、淹れたばかりの熱い紅茶をマグカップに並々と注ぎ、お盆にのせて兄貴の部屋に向かう。 ノックをしたら、すぐに顔をのぞかせた兄貴。その顔は、とても嬉しそうな表情に僕の目に映った。「ティカップじゃなくて、マグカップで淹れてくれたのが嬉しいかも」「絞りたてのレモン汁もサービスする予定ですけど、お兄様!」「どうぞ。おまえみたいに、エッチなことしてないから」「ホントかなぁ。誰かに見られる可能性のある公共の場で、彼女の胸を激しく揉みしだいていたのに?」 ズバリとあのときのことを言ってやったら、「もうやめてくれ」なんて、すぐに降参する言葉を口にした。 大きく開けた扉から先に入った僕の後に、ちょっとだけ困り顔した兄貴が部屋の中に入る。別段いつもと変わらない様子を確認しつつ、勉強机にお盆を置き、さっそくレモンを絞り器でぎゅっとねじった。「辰之、レモン汁の量、多くないか?」 僕の行動を隣で見ていた兄貴の指摘に、力なく首を横に振った。「マグカップに入れるんだし、このくらい入れた方が兄貴の目が覚めるだろ」 言いながら紅茶に、レモン汁をだばだば投入してやる。「俺のために気を利かせた、弟の愛情に感謝しながらいただくよ……」 愛想笑いした兄貴が右手でマグカップを持ち上げ、ゆっくり口に含む。レモン汁で濡れた手を持参していたおしぼりでぬぐいつつ、黙って見つめた。どうぞ遠慮なく、全部飲んでくださいと思いながら――。「レモンの酸味で、紅茶の苦味が倍増してる。こりゃ目が冴えるわけだ!」「それを計算して、紅茶の抽出時間を短めにしたのに。苦みがあるなんてミスっちゃった」 へらっと笑った僕の頭を、兄貴は笑って撫でてくれた。優しく何度も。「辰之には助けてもらってばかりだな。図書館では悪かった。彼女とのこと、おまえに見られたのが恥ずかしいのもあってさ」 照れを隠すように、ふたたび紅茶を口にする。「兄貴ってば、彼女とイチャイチャしてるところを、他人に見られるのが趣味だったりしないよな。見られると燃えちゃうタチなんてことはない?」「まさか! そんな悪趣味してないから」「ホントかなぁ……ねぇ、その彼女についてのすごい情報を、クラスメイトから耳にしたんだけど――」 僕が彼女の話題を切り出すと、兄貴は不思議そうな顔をしながら紅茶をすする
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兄貴の絶望3

「彼女のすごい情報ってなんだよ。スリーサイズなんて話だったら、今さら聞いても驚かないからな」「だよねぇ。兄貴は彼女の躰に直接触って、体感しまくっているもんなぁ。実に羨ましい!」 両手で空中を揉みしだくジェスチャーをすると、兄貴は恥ずかしそうに顔を背けながら持っていたマグカップを机に置いた。「謝ったんだから、いつまでもそれをネタにするなよ」「彼女、兄貴と中学生を二股かけてる」 おふざけから一転、僕が事実を率直に言った途端に、兄貴の表情は瞬く間に曇った。「辰之、やめろよ。笑えない冗談言うなって」 突っかかる口調で反論した兄貴の声色から、認めたくない気持ちが伝わってきた。 僕は黙ったまま、ポケットに忍ばせていたスマホで盗聴器の音声を流す。仲のいい女子の甲高い声をまじえたやり取りを聞いていくうちに、兄貴は顔を青ざめさせ、右手で口元を押さえた。「梨々花がこんなことを言うなんて……。嘘だろ」「兄貴と同じバレー部にいる箱崎の彼女からも、この話を聞いてる。僕は裏をとっただけなんだよ。これが彼女の本当の姿ってこと。兄貴を騙して二股かけてる、すっごく悪い女だよねぇ」「裏をとったって、どうやって……」 兄貴の疑問に答えるべく、スマホの電源を切り音声をオフにしてから、意を決して口を開く。「教室では男子の目があるから、女子はこういう話をしないものだろ。男子の目が絶対に行き届かないところと言えば、どこだと思う?」「そうだな……女子更衣室とかトイレくらいだと。辰之、おまえまさか!」「僕は真実が知りたかった。兄貴が深入りして傷つく前に、なんとかしたかった」「俺のためだからって、いくらなんでもこれはやりすぎだ。なんて馬鹿なことをしたんだっ!」 ショックで躰をぐらつかせた兄貴は、そのままベッドの上に腰を下ろす。重みの伝わったベッドから、軋む音が耳に聞こえた。早く兄貴をベッドに組み敷いてギシギシ鳴らしたいと、どうしても気持ちが急いてしまう。「僕は、馬鹿なことをしたとは思わない。兄貴が好きだからやっただけ……それだけなんだ」 兄貴の目には演技じみて見えるかもしれないけれど、胸に手を当てながら想いを告げた。溢れんばかりの気持ちをもっと伝えたいのに、それ以上の言葉が出てこなくて、シリ切れトンボになってしまう。「辰之?」 告げられたセリフの意味がわからなかった兄貴は、
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兄貴の絶望4

「宏斗兄さんが好きなんだ!」 鈍すぎる兄貴に分からせるように、僕は迷うことなく両腕を使って兄貴の上半身にしがみついた。重なったところから伝わるぬくもりに、ゼロ距離なのを意識する。ドキドキが止まらない――。(告白されることに慣れているイケメンの兄貴は、どんな気持ちで僕の告白を聞いただろうか。ただの兄弟愛と思っているから、僕の抱擁に抵抗しないとか?)「辰之ありがとう、俺のことを大切に思ってくれて」 思った通り、僕の気持ちが伝わっていないことに、内心舌打ちした。それでも抱きつく僕の背中を優しく撫でる兄貴の耳元に、そっと顔を寄せる。「兄貴は僕のこと、どう思ってるの?」 答えはわかっているのに、訊ねずにはいられない。目を閉じて兄貴の返事を待つ。「そんなの、好きに決まってるじゃないか。俺を大切に思って、やってしまった行動はいただけないけど、それでも嬉しいよ」「兄貴、違うんだ。そうじゃない……」 僕は閉じていた目を開けるなり、自分の全体重を兄貴にかけて強引に押し倒した。スプリングで弾んだ躰を逃がさないようにすべく、ベッドに押さえつける。兄貴の下半身にいつの間にかカタチを変えた僕のモノが当たってるせいで、告げた言葉の意味が嫌というくらいに理解できただろう。「辰之、なんでおまえ…こんなこ、と――」「言ったろ、好きだって。この世の誰よりも兄貴を愛してる」 愕然とした表情で固まる兄貴の唇に、ドキドキしながら触れるだけのキスをした。「んうっ!」 顔を左右に振りながら僕からのキスを逃れた兄貴の両手を、隠し持っていた長い紐で素早く縛りあげ、ベッドの上部にある支柱にキツく拘束した。「体に力が入らな……おまえ、俺になにか飲ませたな。くっ、やめてくれ……」「部活をやってる兄貴に、体力が劣る帰宅部の僕が勝てるわけがないしね。あの紅茶に、一服盛らせてもらったよ」「……辰之、このまま俺を抱くのか?」 それでも抵抗しようと両腕に力を込めつつ、訝しげに細められた兄貴の瞳が、長い前髪の隙間から見え隠れする。どことなく色っぽく見える双眼に、ずっと見つめられたいと思ってしまった。「まさか、抱かないよ。僕は兄貴の童貞を奪うために、こういうことをしたんだ」「なっ!?」 僕のセリフを聞いた兄貴の口が、ぽかんと開けっ放しになる。イケメンを崩すような仕草をされると子どもじみて見える
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兄貴の絶望5

「兄貴に彼女ができたって聞いたときは、すごく焦ったよ。バレー部の主力であるエースアタッカーの兄貴に、いろんな女子が言い寄ってたのは知っていたけど、忙しいことを理由に全部断っていたでしょ」「……ああ」 跨ったまま、僕が知っている事実を感情を込めずに告げると、兄貴はいつもより低い声で返事をした。怒っているのとは違うそれに、手を出すことを躊躇しそうになる。「あの女子は兄貴の好みを徹底的に調べあげてから、時間をかけてちょっとずつ距離を縮めていったんだよ。あえて、自分を印象づけるために。すべては兄貴の気を惹くためにさ」「梨々花がそんなふうにアプローチしてることくらい、わかってたって」 兄貴は縛られた両腕に力を入れつつ、僕から顔を背けた。もがけばもがくほどに、紐がどんどんキツくなっていく縛り方をしているというのに、それでも抵抗を続ける。「しかも彼女、パパ活しながら中学生とも付き合う、器用な女子だもんね。初心な兄貴を落とすくらい、わけなかったんじゃないかな」「それでも俺は、梨々花が好きだったんだ!」 内なる苛立ちが、怒鳴り声になって表れた。馬鹿女に二股かけられたことや、こうして僕に縛りあげられていることなど、ままならない現実ばかりで、兄貴としては嫌気がさすだろう。「だったら、兄貴はあの女に騙されたままでもよかったの? ずっと好きでいることができる?」「それは――、くっ!」 なにかを言いかけたのに、つらそうな面持ちで言葉を飲み込む。「兄貴が不幸になる姿なんて、僕は見たくないんだよ……」 兄貴の背けた顔を元に戻すべく、頬を掴んで自分に向ける。悲壮なまなざしが僕を捉えた。「僕が兄貴を幸せにしてあげる。だからゆだねて……」 一旦兄貴の躰から離れて部屋を出た。ローションのボトルまでポケットに忍ばせることができなかったせいだったが、自室の前で義母とばったり鉢合わせた。義母は寝室から着替えを手にして、ちょうど出てきたところだった。「お父さん、帰りが遅くなるの?」 いつもは父が入浴後に義母が風呂に入っていたので、簡単に答えを導き出せたが、答え合わせすべくあえて訊ねてみた。「LINEで連絡があったわ。だから先に、ゆっくり湯船に浸かるつもり。辰之は、宏斗に勉強教えてもらいなさい。頑張って」「ありがとう。兄貴には、手取り足取り教えてもらうつもりだよ」 弾んだ足
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兄貴の絶望6

義母が浴室に消えたのをしっかり確認してから、兄貴の部屋に戻った。ベッドから僕の顔を見た兄貴は、焦ったのか苛立ちまかせに両腕を動かす。「兄貴、今夜はお父さん仕事で遅くなるって。お母さんとそこで鉢合わせしてさ、これからゆっくり湯船に浸かるそうだよ」 あえて助けが入らないことを教えた途端に、あからさますぎるくらいに目の前の顔色が変わった。「マジかよ……」「大好きな兄貴には、真実しか言わないって。だからもう諦めなよ。そんなに暴れたら、腕に縛られた痕がついちゃうだろ」 ベッドの足元に箱ティッシュとローションを置いてから兄貴に跨り、キツく縛っている紐を少しだけ緩めてやる。部活に支障が出ないように肘よりすこし下の部分を縛っていたが、シャツの上に食い込む紐の様子から、間違いなく内出血しているのがわかった。「外せよ!」「外したら逃げるくせに」「外せって、やめろ! こんなことしても、俺はおまえを好きになんてならないぞ」 他にも罵声を浴びせられたがすべてスルーし、兄貴のシャツのボタンを外した。これからはじまると思うと興奮するせいで手元が危うくなり、外すのに少々てこずってしまった。「兄貴の仰せのとおりに外してやったよ」「ボタンじゃなくて、この紐を――」「腕を縛っているからシャツはギリギリまで開けさせといて、下は全部脱がせるからね♡」 両手をかけて部屋着を下着ごと引っ張ろうとしたが、兄貴は両膝を合わせてそれを阻止した。下半身が出ているというのに、それでも膝の上辺りでズボンが引っかかる微妙な抵抗を見て、笑わずにはいられない。「まったく、兄貴は馬鹿だね。こうやって無駄な抵抗されると僕が興奮して、それ以上のコトをしちゃうかもしれないっていうのにさ」「これ以上のこと……? なにするんだ、俺にはさっぱりわからない」「このままでもいいや。さぁはじめるよ」(兄貴の目に、僕はどんなふうに映ってるんだろ。今まで仲良く接していた弟に性的に襲われるなんて、夢にも思っていなかっただろうな) 両腕で兄貴の頭を抱え込み、好きという気持ちを押しつけるようにくちづける。少しだけざらついた唇を、舌でゆっくりと左右に舐めあげた。夢にまで見た兄貴の柔らかい唇を舌の表面に感じただけで、何とも言えない気持ちになっていく。「ひっ!」
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兄貴の絶望7

組み敷いている躰がビクつくだけで、僕の手が兄貴を快感に導いていることがわかり、楽しくてならない。もっと感じさせてやろうと、兄貴の下唇を食みながら口内に舌を入れ、上顎をなぞってみる。「んぅっ、やめっ!」「嫌がってるのに、兄貴の下半身が反応してるよ。僕のに当たってる」 完全じゃなかったが、下を脱がせたときよりも大きく育っていた。それを認めたくなかったのか、兄貴は焦った表情で首を横に振る。羞恥で目の下が赤く染まり、悔しげに唇を噛みしめる姿に、どんどん乱したくなった。「僕に感じさせられて恥ずかしいと思ってるみたいだけど、そんなことがどうでもよくなるくらいに、兄貴をいやらしくしてあげるね」「わかった、辰之わかったから! おまえを好きになるから、もうやめてくれ!」「僕を好きになる?」 信じられない言葉の交渉に、兄貴の下半身に伸ばしかけた僕の手が止まった。「彼女は作らない。おまえを好きになってやる」 ところどころ震える声で告げられたセリフは待ち望んでいたものなれど、これは完全じゃない。懇願する兄貴の面持ちが、それを物語っていた。僕にいやらしいことをさせないための、兄貴の交渉――気持ちのこもっていない、口だけの約束に違いない。 目力を込めた意味深な視線を兄貴に縫いつけた僕は、そのままベッドをおり、見せびらかすように服を脱ぎ捨て全裸になった。完勃ちしている僕のを見た兄貴の目は、今にも泣き出してしまいそうに見える。「兄貴、僕を好きになるって、どういうことかわかって言ってる? 今まで見たいな、仲良しこよしの兄弟愛じゃないんだよ」「俺は……おまえとこんなことしたくない。今までのように、仲良くしていけばいいじゃないか」「残念だね。僕はもう、それだけじゃ満足できないんだよ。兄貴の心と躰の全部が欲しくてたまらない」 無様に横たわる兄貴を見下ろすと、綺麗なラインを描いた頬に涙が零れ落ちた。「なんで……。どうして、こんなことを俺にするんだ。意味が全然わからない……」「兄貴が悪いんだよ。彼女なんて作って、あんな場所で卑猥な行為を僕の目の前でしたから。誰かに兄貴の童貞を奪われるくらいなら、こうして先に僕が手を出す。それだけのことだよ」 小さく笑って兄貴に跨り、完勃ちした僕のを兄貴のモノに強く擦りつけた。
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兄貴の絶望8

 滑りの悪い状態だったが、猛って硬くなっている僕のを押しつけた途端に、兄貴のモノがどんどん大きくなっていった。どうやら、感じやすいらしい。「くうっ!」「僕以外の誰かを好きになった、兄貴が悪いんだ。それくらい理解しろよ!」 頬を濡らす涙を拭って、優しいキスをした。さっきまでは両腕をガタガタ動かしながら抵抗していたのに、僕が涙を優しく拭ったあとから、なぜか兄貴は全身の力を抜いた。 兄貴の舌に自分の舌をねっとりと絡めて深いくちづけをすると、鼻を鳴らして甘い吐息を漏らす。僕のに当たってる兄貴のモノが完勃ちして、互いの躰の隙間を完全に埋めた。「ねぇ兄貴、僕を好きになる証拠を見せてほしいんだけど」「証拠? どうやって……」「僕がここで口を開けて待ってるから、腰をあげて挿入してよ」 兄貴の足元に移動した僕は、下半身の真上に顔を寄せながら口を開けた。「俺のを、おまえの口に――?」「両腕は動かせないけど、それ以外は動くことができるでしょ。腰を持ちあげて挿れるだけの簡単なことさ」「なに言ってるんだ。風呂にも入ってない汚いモノを、辰之の口になんて挿れられないって」「ふふっ、僕の口で兄貴の大きいのを綺麗にしてあげる」「そんなの……嫌だ」 なおも変わらず抵抗する兄貴。しばらく待っていたけど状況が変わらないため、ベッドからおりて、床に置いてあるローションのボトルを手にした。「わかったよ。だったらこのまま、僕の中に挿れてあげる」「えっ?」 兄貴に尻穴が見えるように、床にしゃがんで足を大きく開き、そこにローションを垂らした。「ここに兄貴の硬くておっきいのを、出したり挿れたりするんだよ」 指で尻穴を広げながらアピールすると、兄貴の喉元が動くのが確認できた。もっと興奮するように、くちゅくちゆ音が鳴るように指を増やして弄りたおす。「あっ、早くぅ兄貴の…ンンっ、兄貴ので……ゴシゴシされたいっ!」 空いてる片手で乳首をぎゅっと抓りつつ、いつもやっているように腰を激しく前後させた。兄貴に見られていると思っただけで興奮して、ナカが否応なしに締まりまくる。
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兄貴の絶望9

僕の荒く乱れた息遣いと、ぬちゃぬちゃという卑猥な水音が、静まり返った室内に響き渡る。兄貴はぎゅっと固く目を閉じて、顔を真横に背けていた。 拒否の意志を示すように唇を噛みしめているのに、その股間は完全に裏切っていた。太く血管が浮き出た兄貴のモノは、腹に張り付くほど硬く反り返り、先端からは透明な我慢汁がとろとろと溢れ続けている。(兄貴の身体は正直だ……。僕の喘ぎを聞いただけで、こんなに勃起させて。もう先走りで腹をべっとり濡らしてる)「ちょっと早いけど、我慢できないから挿れちゃうよ」 楽しげに囁いた瞬間、兄貴の表情が恐怖に歪んだ。「やめろ! 兄弟でこんなこと……絶対におかしい!」 兄貴は唇を血が滲むほど噛みしめ、首筋に青筋を浮かべて全身を硬く強張らせている。肩が震え、拒絶の意志が全身から伝わってくる。それでも僕の喘ぎを聞いて、大きく育ったモノの根元を手荒に掴む。「兄弟で……義理とはいえ、こんな……最低なことを……! おまえは、俺の弟だろ……っ!」 その声は、怒りと絶望に満ち震えていた。目尻には悔しさの涙すら浮かんでいる。それなのに、僕の手の中で兄貴の肉棒は熱く脈打ち、鉄のように硬く反り返っていた。先端からは、透明な我慢汁が淫らに糸を引いている。「でも僕は兄貴が好きなんだ。ひとつになりたい……兄貴の大きいのを僕が受け止めて、いっぱい混ざり合いたい」 「やめろ、辰之……っ!」 その声が震えているのに、僕の手の中で兄貴のモノは感じるようにビクついた。「兄貴……もう我慢できない。兄貴の初めて、僕が全部もらうね……」 僕は腰を浮かせ、片手で兄貴の熱い肉棒を根元からしっかり握った。我慢汁でぬるぬるに濡れた太い亀頭を、自分の窄まった入り口にぐいっと押し当てる。小刻みに前後させて、窄まりをこじ開けるように、何度も擦りつけた。「ううっ……! やめろ……入れるな!」 兄貴が腰を引こうとするのを僕の太ももで無理やり挟み込み、逃げられないように固定した。そして、ゆっくりと自分の腰を落としていく。 ずぶっ……ずずずっ……ずぅぅっ……!「あっ……あぁっ……! 兄貴の……挿ってくる……っ! 太い……熱い……!」 「ぐあっ……! うううっ……!! くそ……感じたく、ないの、にぃっ!」 兄貴の喉から、苦痛と屈辱に満ちた呻きが絞り出される。 腸壁を無理やり押し広げ
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兄貴の絶望10

びゅるっ、びゅるるっ……と勢いよく飛び散る自分の射精を、僕は朦朧とした意識の中で見下ろしていた。 しかし兄貴の肉棒は、まだ僕の中で硬く脈打ったままだった。射精の余韻で敏感になった腸壁が、兄貴の血管一本一本をはっきりと感じ取ってしまう。「はあっ……はあっ……兄貴の、まだ……硬い……」 兄貴は顔を真っ赤にし、歯を食いしばって必死に耐えていた。目尻から悔し涙が一筋こぼれ、唇を血が滲むほど噛みしめている。「辰之……もう……やめろ……!」 声が震え、屈辱と絶望が滲み出ていた。自分の童貞を義弟に奪われた上に、今は弟に犯されながら、弟だけがイッてしまったという事実に、兄貴のプライドが粉々に砕け散っているのが伝わってくる。 それでも、僕の中で彼の肉棒は熱く太く、びくびくと激しく脈打っていた。先端からは大量の我慢汁が溢れ、結合部をさらにぬるぬるにしている。「兄貴……ごめん。まだ終わらないよ……僕、もっと兄貴を感じたい……」 射精直後の敏感な身体を震わせながら、再び腰をゆっくりと動かし始めた。ぬちゃっ……じゅぷっ――卑猥な水音が兄貴の室内に響き渡る。「んっ……あぁっ! いいよ、兄貴……僕の中で、たくさん気持ち良くなって……」 僕はベッドに両腕をつき、腰を少し浮かせて兄貴が動きやすいようにした。すると兄貴は獣のような息を吐きながら、下から勢いよく腰を打ち付けてくる。 ずんっ! ずんっ! ずんっ! と最奥を突かれるたび、太い亀頭が僕の敏感な前立腺を容赦なく抉り、電流のような快感が背骨を駆け上がった。「クソっ……なんでこんなに!」 兄貴は悔しそうに歯を食いしばり、唇の隙間から白い歯が覗いている。眉間に深い皺を刻み、羞恥と快楽に顔を歪めながらも、腰の動きだけは止まらない。耳まで真っ赤に染まったその表情に、たまらなく興奮した。 僕はベッドの柱に縛っていた紐を解いてあげた。自由になった兄貴の両腕が、わずかに逡巡したあと、僕の腰を強く掴む。(このまま……兄貴の本能が暴走するの、間近で見てみたい) そのまま兄貴の胸の上に覆いかぶさり、自分が撒き散らした白濁でべっとりになった兄貴の腹に密着した。熱い汗と精液が混じり合い、ぬるぬるとした卑猥な感触が二人の肌をさらに淫らに繋ぐ。「辰之……っ」 「僕の中途半端な動きだけじゃ、もどかしいでしょ? 兄貴の大きいの……イキたく
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兄貴の絶望11

「ううっ……」 兄貴は真っ赤に染まった顔を横に背けたまま、腕立て伏せの体勢を取った。肩が小刻みに震え、耳まで赤く染まっている。僕の中で硬さを保った肉棒が、びくびくと痙攣しているのがはっきり伝わってきた。「兄貴、僕のナカ……気持ちよくないの?」 食い入るように見つめる僕の視線から逃れるように、兄貴は顔を上げて目を固く閉じた。「別に……そんなわけ……ない……」 その声は掠れ、明らかに動揺していた。もっと深く、もっと強く繋がりたかった僕は、両腕で自分の膝裏を抱え込み、脚を大きく広げて持ち上げた。兄貴の肉棒が一番奥まで突き刺さりやすい角度に、自分から完全に開いて見せる。 瞬間、兄貴の腰が獣のように激しく打ちつけられた。 ずんっ! ずんっ! ずんっ! ぬちゃっ、ぐちょぐちょっ、じゅぷじゅぷっ! パンパンパンッ! という肉と肉が激しくぶつかる音が、部屋中に響き渡る。ローションと兄貴の我慢汁でぐちゃぐちゃになった窄まりが、兄貴の太い肉棒を飲み込むたび、卑猥すぎる水音が派手に飛び散る。「はあっ……あぁんっ! すごい……兄貴の、奥まで……当たってる……!」 オナニーでは絶対に味わえない、肌がぶつかる重い衝撃と音。それを大好きな兄貴が出してくれている事実に、僕の全身が悦びで震えた。兄貴の太い亀頭が腸壁を掻き回し、最奥を何度も抉る。 兄貴は僕の腰をフリーになった両手で強く掴み、歯を食いしばりながら腰を振り続けた。「くっ……! はあっ……はあっ……!」 そして限界を迎えた瞬間、目の前でぎゅっと両目を閉じる。「はあぁっ……イクっ……ううっ!!」 兄貴の肉棒が僕の奥で大きく膨らみ、熱い精液が勢いよくぶちまけられた。 どくっ! どくどくどくっ! びゅるるるっ、びゅっ……!「兄貴の……っ! ナカで出てるぅっ! 熱い……すごい……たくさん出てくる……!」 熱く濃厚な精液が最奥にぶちまけられる感覚に、僕は背中を仰け反らせて喘いだ。兄貴の肉棒は射精しながらも激しく前後し、内壁をごしごしと擦り続ける。何度も何度も脈打っては、残りの精液を搾り出すように僕の奥に注ぎ込んでいた。 射精が収まっても、兄貴の肉棒はまだ硬く、僕の中で小さく痙攣を続けていた。「兄貴……僕もイカせて……」 「えっ……?」 賢者タイムでぼんやりしている兄貴に、僕は自分のまだ硬くなった下半身を指さ
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