朝食はクロワッサンにサラダ、コーンスープにスクランブルエッグと朝から美味しそうなメニューであった。その朝食を見た瞬間、璃亜のお腹がグーっと鳴った。「あ!いや...ごめん。」「ハハッ。いいよ。お腹が空くのは良い事だから。さ、食べよう?今日はオレも部活無いしゆっくり出来るよ。」「あ!たしか明日数学の小テストあるんじゃなかったっけ?!」「そう言えばそんな気がする。オレの苦手な範囲なんだよねぇ...」珍しく弱気になった楼がサラダをフォークでプスプスとつついている。そんな様子を見て、璃亜は思わずクスリと笑ってしまった。そこにはキラキラでかっこいい"蔵之 楼"の姿はなかった。「いいよ。僕でよければ教えてあげるよ?」「え!いいの?!助かる!!」「教えることで、僕も復習が出来るからね。」そうして朝食を終えると、今度は璃亜が「洗い物は僕にさせて?」と言って洗い物を担う事になった。洗い物も終えリビングで小テストの勉強をする。楼も頭が良いので、ものの一時間で復習は終わってしまった。することも特になくなってしまった二人は楼の提案により、気分転換にカフェに行く事にした。璃亜の着替えは一先ず楼の服を借りることにした。体格差がある為、楼のおさがりを着る事になったのだが。楼は着替え終えた璃亜を鏡の前に座らせると、髪をハーフアップにセットした。「璃亜はお母さん似だね。」「よく言われるよ。自分じゃ分からないけど。」「ヨシ出来た」というと髪が邪魔ではなくなった。「髪切らないの?」「切りに行く時間が惜しくって...」「そうだ!カフェ行った後美容室に行こう!今からいける所は...」楼は璃亜の意見も聞かず、どんどん話しを進めていく。美容室の予約が出来たのか、楼はホクホク顔である。「イメチェンした璃亜を一番に見られるなんて嬉しいな♪」「ま、待って!今更だけど、僕行くなんて言ってない...!」璃亜は楼の行動力に度肝を抜いた。陰キャにとって美容室はハードルが高すぎる。璃亜はそう言うが、楼は聞く耳持たずである。もうイメチェンした璃亜に心を持っていかれている。「さ、行くよ璃亜。」「ちょ、ちょっと楼君!」璃亜が楼を呼び止めたその時だった。ふと、楼は立ち止まり、璃亜に向き合うと、真剣な眼差しを向けてきた。「璃亜。誕生日は?」「え?12月。12月の24日だけど...。」「ク
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