日本語のことわざ『来年の事を言えば鬼が笑う』を英語に訳す時、文化の違いをどう乗り越えるかが面白いですね。直訳すると『If you speak of next year, the devil will laugh』ですが、これではニュアンスが伝わりにくい。英語圏には『Don't count your chickens before they hatch』(孵化する前に鶏を数えるな)という似た意味の表現があります。どちらも不確実な未来をあえて語る愚かさを指摘していますが、日本の『鬼』と西洋の『孵化前の卵』という比喩の違いに文化背景が見えてきます。
ことわざの翻訳で大切なのは文字通りではなく、その精神を伝えること。『The future is uncertain』のようなシンプルな表現も可能ですが、オリジナルのユーモアを残すなら『Making predictions about the future is a fool's errand』(未来を予測することは愚かな行為)といった言い回しがしっくりきます。翻訳作業を通じて、日本と西洋の未来に対する姿勢の違い——前者が運命の不確実性を強調するのに対し、後者が個人の計画性を問う——のような深層文化の比較まで楽しめるのが魅力です。
年末の挨拶を英語で表現するなら、'Wishing you all the best in the coming year!' がしっくりくるんじゃないかな。特にビジネスシーンやフォーマルな関係だと、これくらい丁寧な言い回しが無難だと思う。
友達同士のカジュアルな会話なら、'Hope next year treats you well!' とか 'Here's to another great year together!' みたいに砕けた表現もアリ。大切なのは、相手との関係性に合った温かみを込めること。'Happy New Year' だけじゃ物足りない時に、こういうバリエーションを知っておくと便利だよ。
個人的には、'May the new year bring you joy and success' のような少し詩的な表現も好き。年賀状に書く時は、手書きでこの言葉を添えると特別感が出る気がする。