英語で考えると、'consumed by fear'とか'engulfed by their presence'なんて言い方がぴったりくる気がします。例えば『ハンター×ハンター』のキルアの祖父シルバーの殺気に触れたときのゴンの反応とか、典型的な'気を呑まれる'瞬間です。こういう表現があるから、日本語の豊かさを再認識させられます。
英語に訳す際は文脈次第で、'The sheer presence took my breath away'とか'His aura completely dominated the room'といった表現が使えるでしょう。漫画『進撃の巨人』でリヴァイ兵長が初登場したシーンは、まさに登場人物たちが彼の気迫に'呑まれて'いた好例です。
映画のクライマックスシーンで観客が一瞬の出来事に釘付けになる瞬間、英語では「hold one's breath」という表現がぴったり当てはまります。例えば『スター・ウォーズ』のライトセーバー決闘シーンを見ている時、誰もが無意識に呼吸を止めて次の展開を待ちわびるでしょう。
このフレーズは文字通り「息を止める」という意味ですが、緊張感や期待感を表現する際に広く使われます。特にスポーツ中継で「The entire stadium held its breath as the penalty kick was taken」といった使い方を耳にします。日本語の「固唾を飲む」が持つ、喉元まで出かかった感情をぐっとこらえるニュアンスを、英語圏の文化では呼吸という生理的反応で表現しているのが興味深いですね。
「煮え湯を飲まされる」を英語で表現するなら、'to be stabbed in the back'が近いニュアンスだと思う。裏切られた瞬間の衝撃と痛みを的確に表しているよね。
海外のことわざで面白いのはイタリアの『Chi fa la scelta, ha la derrata』(選択した者が代償を払う)。自分で選んだ道なら結果も受け入れろという意味で、日本の『自業自得』に似てる。でも『煮え湯』ほど瞬間的な裏切りのニュアンスはないかも。
英語圏のビジネスシーンでは『thrown under the bus』(バスの下に放り出される)という表現も使われる。仲間に犠牲にされた時なんかにピッタリだ。