シナリオ構想の第一歩は常に『世界観の土台作り』から始まります。『ゼルダの伝説』シリーズが海拉爾の地図を作成してから物語を組み立てたように、まずは舞台となる空間のルールを明確にします。重力や魔法の有無といった物理法則から、通貨制度や階級社会の仕組みまで、プレイヤーが没入できるディテールが必要です。
次に、この世界で起こる『根源的衝突』を設定します。『サイバーパンク2077』の corpo vs streetkid のような対立軸を作ると、自然にストーリーの方向性が生まれます。ここで重要なのは、善悪を単純化せず、各陣営に正当性を持たせること。主人公の選択肢に深みを与えるためです。
最後に、メインクエストとサブクエストの連動性を設計します。『ウィッチャー3』の血の男爵編のように、派生的な任務が本筋の真相へと繋がる仕掛けを作ると、プレイヤーの探索意欲が持続します。各イベントに複数の解決経路を用意しておくのが、現代的なシナリオの必須技術と言えるでしょう。
創造性を刺激するオーディオブックなら、『アーティスト・ウェイ』がおすすめだ。著者のジュリア・キャメロンが朗読する声には不思議な力があり、聞いているうちに頭の中が整理されていく。特に朝のルーティンとして聴くと、1日のアイデア出しがスムーズになる。
もう一つの隠れた名作は『Steal Like an Artist』。オースティン・クレオンによる軽妙なトーンが、構想の硬直を解いてくれる。『オリジナリティとは隠ぺい工作だ』という発想の転換は、煮詰まった時に何度も救われた。BGM代わりに流しておくだけでも、思考の枠が広がるのが実感できる。
最近は『Deep Work』のオーディオブック版を集中作業前に聴いている。プロフェッショナルなナレーションが、雑念を削ぎ落とす効果をもたらしてくれる。