ランキング形式で挙げると、1位『残酷な天使のテーゼ』、2位『あんなに一緒だったのに』、3位『翔べ!ガンダム』、4位『魂のルフラン』、5位『RAGE OF DUST』というのがネット投票での定番パターン。ただし『ガンダムZZ』の『アニメじゃない』のような異色作や、『エヴァ』の『予感』のような隠れた名曲もファンから熱い支持を受けています。音楽性よりも作品への愛着で選ばれるケースも多いようです。
庵野秀明監督の『新世紀エヴァンゲリオン』の旧劇版サウンドトラックは、90年代アニメ音楽の金字塔とも言える傑作揃いです。特に印象的なのは『残酷な天使のテーゼ』のインストゥルメンタルバージョン『B-17』。この曲は第壱話の初号機起動シーンで使われ、シンセサイザーの不気味な旋律と重低音が、エヴァの不穏な世界観を完璧に具現化しています。
もうひとつの隠れた名曲は『THANATOS』。使徒戦の緊迫感を倍増させるこの曲は、弦楽器の不協和音と打楽器の連打が絶妙にミックスされ、視聴者に生理的な不安を植え付けます。鷺巣詩郎さんの作曲テクニックが光る、サウンドデザインの教科書的な作品です。最後に『FLY ME TO THE MOON』のインストゥルメンタルアレンジも外せません。エンディングでお馴染みのこの曲が、劇中では意外なシーンで使われ、独特の情感を生み出しています。