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第157話

Author: 白川 露
「助けて!助けて!真帆さん!たす、んぐ……」

口の中に突然、何かが詰め込まれた。ぎゅうぎゅうに押し込まれ、声にならない呻きしか出せない。

服が引き裂かれ、白い肌が露わになる。

真帆の心臓は激しく打ち、恐怖と吐き気が一気に押し寄せた。

必死に腕を振り回して抵抗する。

男の荒い息が耳元にかかる。もう片方の手で腕を押さえつけられ、頭上に固定される。

硬い指の感触が、胸元の滑らかな肌をなぞる。その瞬間、真帆は思わずえずいた。

その刹那、入口から強烈な光が差し込んだ。

ドンッという音とともに、今にも壊れそうだった木の扉が完全に吹き飛んだ。

真帆の上に覆いかぶさっていた男の動きが止まった。光の方を振り返った次の瞬間、脇から荒々しい呻き声が響いた。

「くそっ、邪魔しやがって!」

こういう最中に邪魔されるのが何より嫌いなのだろう。男は真帆を突き飛ばして立ち上がり、どこからかナイフを取り出した。

そのまま突っ込もうとした瞬間、後頭部に激痛が走る。

男は一瞬呆然とし、信じられないという顔で振り返った。

真帆の手には懐中電灯。震える指で握りしめながらも、容赦なく振り下ろした。渾身
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