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マッサ

last update publish date: 2026-07-19 16:32:36

 マルクエン達が聖域を訪れる数日前の事だ。

「私の名はスフィン・スク。ルーサの将軍だ」

「将軍様か、そりゃあいい!」

 スフィンを助け、食事を食べさせている冒険者の男、マッサは膝を叩いて爆笑していた。

「貴様、信じていないな?」

「いや、信じるよ。信じるとも」

 言葉ではそう言っていたが、態度からはそんな気が微塵みじんも感じられない。

「私は確かに戦場に居た。そこで落馬し、意識を失って、気が付いたらここだ」

「なるほどな、不思議な話もあるもんだなー」

 豆のスープを食べながらマッサは適当に頷いていた。

「やはり、貴様信じていないだろう」

「まず、そのルーサってのは国なのかい?」

「あぁ、そうだ」

「悪いが、聞いたことないんだよねー」

 聞いたことが無いと言われ、スフィンは驚く。

 だが、目の前の男が残党狩りで嘘をついていないとも限らない。

「本当に知らん

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