Lahat ng Kabanata ng (改訂版)夜勤族の妄想物語: Kabanata 741 - Kabanata 750

792 Kabanata

7. 「異世界ほのぼの日記3」239

-239 疑惑と疑惑(?)- 火炎古龍による温風(いや熱風)がやっとマシになってきたので一同は魚龍への事情聴取(というか質問コーナー)を開始する事にした、俺からすればスッと始めてくれと言いたいところだが未だに結愛の怒りが収まらない様に見えるのは気のせいだろうか。結愛「ガーガイ・ヴァント・・・、クリーニング代は出して貰うから覚悟しろよ・・・。」ガーガイ「理事長先生、必ず払いますから許して下さいってー!!」 結愛!!もう良いだろうが!!隣の好美はまだ物足りなさそうにしているけどエリューによる熱風のお陰でもう既に乾いているだろう?ちょっと意地悪が過ぎないか?!結愛「あのな、俺だって理事長としての威厳を保つ必要があるんだよ。何も分からない癖にお前は黙ってろ!!」 言ってくれたなてめぇ・・・、お前の全財産(特に趣味で育ててるオレンジ畑と光明に内緒で買ったスーパーカー数台)を没収するぞ!!結愛「おう、やってみろ・・・、って何で車の事知ってんだよ!!」光明「スーパーカーだと、お前そんなの乗って無かっただろ。」 光明、こいつ貝塚財閥本社の地下にある隠し駐車場に5台位隠してるぞ。光明自身は副社長らしからぬつましい生活をしているのにな・・・、お気持ち察するぜ。結愛「待てよ、嘘に決まってんだろ!!何ハッタリかましてくれてんだ!!」光明「そう言えば銀行貯金から偶にだけどかなりの高額が卸されてるから怪しく思っていたんだよ、これは後で調査する必要があるな。」結愛「畜生・・・、覚えてろ・・・。」 忘れたのかよ、この世界で俺を怒らせるとこうなるんだって事を。これからは肝に銘じて光明と旅行に行く事も考えるんだな。取り敢えずガーガイ、理事長先生が着ているオーダーメイドのスーツはちゃんと乾いているので気にしなくても良いから大学であった事を話してくれないか?ガーガイ「ああ・・・、確か学内を移動していた時に掃除担当の人に話しかけられて・・・。」光明「掃除担当・・・、という事は事務局2階にいる清掃班という事か。」結愛「顔とかは覚えているか?」ガーガイ「いや・・・、帽子を深く被っていたから顔はあんまり・・・。でも声からしておっさんでした、50歳代後半位の。」 「50歳代後半位のおっさん」と聞いてやはり重岡が義弘と共謀した犯人ではないかと疑った結愛は片手で重岡の大体の身長を示
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7. 「異世界ほのぼの日記3」240

-240 尋常じゃない拘り- 再び結愛は頭を悩ませていた、義弘の脱獄事件が報道されてからずっと濃厚としていた「重岡共謀説」が一気に崩れ去ったのだ。しかしその場で立ちすくんでいるままという訳にはいかない、一先ず深呼吸をして落ち着きを取り戻した理事長は好美に貰った炭酸水を一気に飲み干した研究生に質問してみる事に(と言うか本当に炭酸水飲んでいたのかよ)。結愛「ガーガイ、ちょっと良いか?」ガーガイ「勿論、自分なんかで宜しければ。」結愛「お前な、さっきの事は許してやるから自分の事をあまり卑下するんじゃねぇよ。本当の事を言っちまえば部屋の中が熱かったから丁度良かったんだ、ありがとうよ。」 やはり先程言い過ぎた事を気にしていたからか、大人らしく魚龍が話しやすくなるために最大限気遣った様だ。ガーガイ「恐れ入ります、それでどうされました?」結愛「いや・・・、確かさっき掃除のおっさんに声をかけられたって言ってたけど。」ガーガイ「そうです、全身黒の制服姿でした。」結愛「黒ね・・・、黒・・・、黒・・・。助かるよ、やはり怪しいと思っていたんだ。」 おいおい、前話では「確かに」って言ってたじゃねぇか。ガーガイ「それにしても「黒」がどうしたんです?何かを思い出そうとしていたみたいですけど。」結愛「いや、ふと思い出した事があるんだが貝塚学園と貝塚財閥にある各部署や支社とかに制服が黒の所なんてあったかな・・・、と思ってな。」 全部覚えているのかよ、流石社長だな(と言うかそれが本当だったらこの女怖ぁ)。 丁度その頃、『探知』と『察知』を駆使して事務局長が煙草の火を消した事を確認した光明はガーガイが被害を受けたという時間帯について問い合わせてみる事に。光明「そろそろ気が済んだか?」事務局長(電話)「大丈夫です、申し訳ありません。」光明「まぁ、良いよ。今度は指定の喫煙所で吸うようにな、他の職員が嫌がる場合があるからな。」事務局長(電話)「はい、分かりました。それで、事件についてと仰っていましたがどうされたんです?」 まるで「自分に聞くような事があるのかよ」といった様子、しかし光明にとって今頼りに出来るのは事務局長しかいない。光明「清掃班の日勤についてなんだ、何か変わった事は無かったか?」事務局長(電話)「変わった事ですか・・・、そう言えば最近雇った新人が2週間前
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7. 「異世界ほのぼの日記3」241

-241 仕事の上でだが叶ってしまった夢(?)- 学内で起こった事件を改めて整理したかった結愛はガーガイの話を落ち着いて聞く事にした、どの様な事でも焦るのは良くないので当然の心理と言って良いと思うのは俺だけだろうか。一先ず何も分からないままなのは嫌なので2人の会話を覗いてみますかね。結愛「おいてめぇ、趣味が悪いぞ。女性同士でしか出来ない話かも知れないのに覗き見るとはどういうつもりなんだ!!」エリュー「そうだよ、俺も同じ女として結愛さんに賛成するぞ!!」 待てよ、今は事件の捜査を最優先にするべきだろ。俺は男女関係なく皆で協力すべきだと思うのだが、あんた達はそうじゃ無いのか?結愛「だからって恥じらいって物があるだろうが!!」 いや、別にそこまでの事を求めてはいないだろうがよ。兎に角今は事件について今話せる事をガーガイから聞くべきだろう?結愛「確かにそうだよな、何かすまねぇ。」 構わないさ、俺の事は気にしなくても良いからガーガイに当時の事を聞いてみるべきじゃないのか?ガーガイ「良いんですか?俺の話なんて参考になるんですかね?」結愛「ガーガイ、今はお前の話が一番の手掛かりになるかも知れないんだから頼むよ。」 この世界の住民を守ろうと必死だった結愛はどんな些細な情報でも必要としていた、兎に角事件解決に少しでも協力をしたかったのだ。いくら憎い人物だとしても自らの父親がしでかした事件に対する責任を取ろうとしていた、これは社長・・・、いや娘にとって当然の義務だと思っていたのだ。結愛「それで・・・、ガーガイはどの様にして連れて行かれたんだ?思い出せるだけで良いから話してくれないか?」ガーガイ「えっとですね・・・。」 少し恥ずかしそうにしているガーガイ、何となく嫌な予感がするのだが。結愛「何だよ、顔が赤いぞ。」ガーガイ「だって・・・、恥ずかしいじゃないですか。」 あの・・・、頼むから「R18」指定にならない様にお願いしたいんですけど。ガーガイ「そこまでじゃねぇよ、ただあのおっさんが言って来た言葉を思い出すと・・・。」 嫌だなぁ・・・、また「あの性格」が出始めたよ。 すると丁度結愛が改めて状況を聞こうとした時、ハイラと共に所長室に行っていた光明が戻ってきた。光明「結愛、ちょっと耳に挟んでおいて欲しい事があるんだが。」結愛「どうした、珍しく真面
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7. 「異世界ほのぼの日記3」242

-242 妹の存在- 未だに捜査が進んでいるかどうかがはっきり言って微妙と言える中、感動の(?)再会を迎えたエルフ達は涙ながらに抱き合おうとしていたが俺は何となく違和感を覚えていた。よく見ればハイラが先程会った女性は髪の色がピンク、しかし記憶が正しければ所長の妹であるノーム(ドーラ)・マーガレット・クランデル・林田は金髪だったはず・・・。見ない間に本人が「染めた」と言うなら話は別になって来るかも知れないが何となくおかしい。ハイラ「「お姉ちゃん」ってあんた待ってよ、私の記憶が正しかったら私の事を「お姉ちゃん」なんて呼んで無かったじゃない!!」 確かにハイラが言っている事は正しい、今1番欲しいのは結愛が先程使っていた『虚偽判定』だった様な気がする。そう言えば結愛は今能力が使えないはずなのにどうしてそれだけ使えるのだろうかと疑問に思ってしまうが誰も不審に思わないのだろうか。好美「結愛、あのピンクの髪の人はハイラさんの妹さんなの?」結愛「いや・・・、所長さんの様子から見たら違う人みたいだ。ただギリギリ使える『虚偽判定』でも本人が嘘を言っていると出てはいないからな、もしかしたら昔一緒に遊んでいた近所の友達なのかも知れないな」 きっと今すべきことはエルフ達の様子を優しい目で見守る事だろう、どうせ捜査なんて進む訳が無いんだから。ハイラ「何よあんた、私達が捜査の邪魔をしているっての?」女性「そうよ、私達は100年振りの再会を喜んでいるだけじゃない。」 感動の再会を邪魔したくないのは俺も、そしてきっと守も一緒だよ?でも今は何を優先させるべきか分かるだろ?あんたらは警察なんだから特にじゃないのか?守「お・・・、おい!!俺を巻き込むな!!」 あの・・・、再会したというそちらの女性についてご紹介をお願い出来ませんかね?ハイラ「この子は警察学校時代の後輩でラクラと言います、学校以外でもアルバイト等でも一緒だった事が多かったので殆ど姉妹の様なものだったんですが最近は音沙汰無しだったんで何処にいるのかも分からなかったんです。まさかネフェテルサ王国警察に所属していたとは、私も歳を取るもんですね。」ラクラ「お姉ちゃん、私刑事になったよ。見直してくれた?」ハイラ「あんたが刑事だって?!世も末だわ・・・。」 何となく意味が深そうな一言だが今はそれを探っている場合では無いと
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7. 「異世界ほのぼの日記3」243

-243 国王の心の広さ- 守にはネルパオン強制収容所に来てから不可解な事があった、管轄外であるバルファイ王国警察のリンガルス警部や先程やって来たネフェテルサ王国警察の者達が動いているというのに管轄となっているダンラルタ王国警察の者が全くもって見当たらない。警部であるレイブンのプニが少しチャラい性格である事は光明から聞いていたので知っていたのだが、国民を守る警察として仕事はしっかりとこなす者達だと聞いているのでサボっているとは思いたくはない。 そんな転生者達の思いを表情から汲んだのか、横から優しい男性の声がしてきた。何処か聞き覚えのある優しくて、腰の低い人物の声・・・。男性「あの・・・、どうかされましたか?」守「い・・・、いや・・・。少し考え事をしていただけなんです、お気遣いありがとうございます。」男性「あの・・・、私で宜しければお伺い致しますが。」 ずっと俯いて考え込んでいた為に男性の顔を全くもって見ていなかった守、本人からすれば少しだけだが気持ちが晴れたからそれなりに感謝していたので男性の気持ちだけ一先ず受け取っておこうとしていたのだが・・・。守「いや、大丈夫です。お気持ちだけ頂いておきます、お気遣いありがとうございます。」 ただ男性の顔を見て驚いていたのはすぐ傍にいた光明もだったのだが、少し離れた場所にいたはずの好美だったので・・・。好美「守!!何馬鹿な事を言ってんのよ!!」守「えっ・・・?」 急いで近づいて来た好美に無理矢理頭を上げさせられた守は先程から声をかけて来てくれていた男性の姿を見て驚きを隠せなかった、それどころか倒れそうになっていた。守「お・・・、王様・・・!!」 そう、目の前にいたのはダンラルタ王国の国王であるコッカトリスのデカルトだった。デカルトの気遣いを断るという事は王命に背く事と一緒である(様な気がした守)。デカルト「ハハハ・・・、そんなに驚く事は無いじゃないですか。それで、どうされました?」 好美を通じて仲良くなっていた守のは言わば仲間も同然、国王はどの様な疑問にも答えるつもりであった。守「では恐れながら申し上げます・・・。」デカルト「守君、そんなに硬くならないでくださいよ。私も含めて3国の王は堅苦しいのが苦手ですので。」結愛「そうだぞ、物凄く緩い方々だから気を遣う事なんて無いんだぞ。」希「結愛ちゃ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」244

-244 いくら腰が低いからって巻き込んじゃ駄目でしょ- 可能な限り捜査に協力しようとしていた転生者達はデカルトの周辺を見廻していた、何となく失礼な行為だと俺個人は思っていたが大丈夫なのだろうか。デカルト「あの・・・、どうかされましたか?」 ほら、不審に思われてんじゃ無いか。ちゃんとそれなりの理由があるんだろうな、目の前にいるのは王様なんだから嘘偽りなく言うんだぞ。守「すみません、ただどうしてデカルトさんだけここに来て一緒に連れて来たという魔法班の方々が来ていないのかなと思いまして。」デカルト「そうですよね、ただ別に忘れて来た訳じゃ無いんですよ。ここに来た時に城門等が崩れていたので直してから来ると申していたので後ほど全員揃うと思います。」 「城門」と聞いて体が小刻みに震えだした者がいた、ただ音もなく震えていたはずなのにそこにいる全員が予想していたかの様にその者の方へと振り向いた。ハイラ「ごめんなさい・・・、私ですぅ~・・・。」ムクル「王様、恐れながら申し上げますがどうやら久々に我慢出来なくなっちゃったみたいでして・・・。」デカルト「あらまぁ・・・、15年振りに我慢できなくなっちゃったんですか?」 身に覚えのある光景にもう呆れてものも言えない様子の国王、所長はその場で改めて責任を感じて小刻みに震え始めた。と言うか・・・、泣きかけてね?ガーガイ「王様、お待ちください!!」 あ・・・、そう言えばもう1名いたわ・・・。デカルト「えっと・・・、貴女は?」ガーガイ「私、大学院生のガーガイ・ヴァントと申します。実は犯人達の魔法により1時的にティアマットへと変身させられていたんですが、好美さんに『状態異常無効』を『付与』して頂いた時『人化』するのを忘れて元々直りかけていた城門を再び壊しちゃったんです。なので・・・、責めるなら私を責めて下さい!!」 あーあ・・・、何となくだがどうしてガーガイがこう言ったのかを想像したくないわ。デカルト「素晴らしい!!何と言う正直なお方なのでしょう!!その正直さに免じて貴女方の罪はお許しいたしましょう!!」 物凄く寛大な王様により2名の罪は許されたが何となく納得いっていないのがいる様に思えるのは俺だけだろうか。ガーガイ「どうしてですか!!私は城門を壊したんですよ!!怒って下さいよ!!詰って下さいよ!!そして・・・、
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7. 「異世界ほのぼの日記3」245

-245 ソフトキャンディーと所長の魔力- ノームの疑問は思った以上に呆気なく解決してしまった、元々自分の姉や国王達の会話を盗み聞きするつもりはなかったのだが本人の近くで繰り広げられていた為に自然と耳に入っていた。 ただ会話だけで理由が分かる訳が無い、実はと言うと再び我慢出来なくなっていたのか知らないがハイラの右手辺りに小さかったが黒い魔力の玉が出現しかけていたのだ。ノーム「王様、恐れ入りますが少し姉と話しても宜しいでしょうか。」デカルト「構いませんよ、折角再会されたご姉妹ですからゆっくりお話し下さい。」ノーム「お心遣い感謝致します。」 何となくだが国王の身に危険が及ぶと思ったノームはハイラとデカルトを引き離して牢獄の端へと連れて行った。ハイラ「急にどうしたってのよ、王様に失礼じゃない。」 2人きりになった時、姉の右手から何故か黒い玉は消えていた。警部補の気のせいだったのだろうか。ノーム「お姉ちゃん、また我慢出来なくなっているでしょ。」ハイラ「バレちゃった?やっぱりエルフ(と言うか姉妹)同士だと分かっちゃう物なのね。」ノーム「エルフとか関係無いわよ、右手に玉が出かけていたんだから一目瞭然よ。」 ため息をつきながらポケットに手を入れて探し物をするノーム、これ以上姉の魔力の被害者を出す訳にはいかないと急いで「あれ」を取り出した。ノーム「ほら、お爺ちゃんに渡しといてって言われたのよ。」 やっと見つけ出したラムネ味のソフトキャンディーをハイラに手渡した妹、するとハイラは待ってましたと言わんばかりに封を開けて口に放り込んだ。しかも一気に4つ。ノーム「お姉ちゃん、折角持って来たんだからゆっくりと味わってよ。」ハイラ「ごめんごめん、でも誰にも我慢出来ない時ってあるじゃない。」 本人自身が良い例なのか悪い例なのかどちらかが分からなくなっている姉の一言に説得力の強さを感じる警部補、ただ被害者(と言うより死者)が出るよりはましかと許容するしかなかった様で・・・。ノーム「まぁ良いわ、でも本当にソフトキャンディーが好きなのね。」ハイラ「そうなの、ポケットにこれが無いと落ち着かないのよ。もう家や車の鍵と同じレベル。」 この例えが合っているかどうか悩んでしまったが、「よっぽど」という事だけは理解出来たノーム。 そんな中、マイヤの家でこのソフトキャンデ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」246

-246 「理由」が欲しい- どうして所長が城門等の施設を壊す程にソフトキャンディーへと執着しているのかがやっと分かったノームは改めて本格的な捜査(?)を開始する事にした、取り敢えず今できる事と言えば唯一の手掛かりを持つバハムートに話を聞く事だろうか。結愛「それにしてもガーガイ、どうしてうちの学内で捕まる事があったんだよ?一応はセキュリティ対策は万全にしていたはずだぞ。」 貝塚学園にある全ての入り口となる各門のすぐ横には必ずと言って良いほどに警備員室が設置されていた、その上バルファイ王国警察の警部であるリンガルス入学センター長指導の下で各所に設置された監視カメラにより対策は完璧だったはずだ。流石に「無理矢理」で行われた連れ去り事件なら周囲から目立つので監視カメラが逃す訳が無いと思われるのだがどうしてなのだろうか、まぁ俺個人的には何となく想像したくないのだが・・・。 そんな中、所長と副所長が懐に仕込んでいたインカムから声がしたのでハイラはムクルの方へと向いて2回頷いた。ハイラ「こちらクランデルです、どうされました?」 2人の様子から見るとどうやら今のアクションは「自分が対応する」という意味のサインだった様だ、因みに余談だが離れている場所においては互いが所持している腕時計のボタンを押してサインを送るらしい。一方がボタンを押すともう一方の腕時計が振動する、その回数により相手にサインが送られる様だ。因みに短めの2回だと「自分が対応する」、長めの1回だと「そちらに頼みたい」と言う意味との事。係員(無線)「所長、貝塚光明さん宛にお電話なのですがいかが致しましょうか。」ハイラ「分かりました、すぐ近くに本人がおられますのですぐ伝えます。」係員(無線)「宜しくお願い致します。」 インカムを懐にしまったハイラが光明に電話の事を伝えると、副社長は再び所長と共に所長室へと向かって電話の受話器を上げた。光明「大変お待たせいたしました、貝塚です。」 相手が誰であれ、必ずと言う程丁寧な対応を心がけていた光明。そこは「流石副社長」と言える、正直言って社長にも見習ってほしいと思うのだが。結愛「ハークション!!あれ?風邪引いたかな・・・。」希「結愛ちゃん、こんな暑い所でそんなスーツ着ているからじゃないの?もっと涼し気な格好は持って無いの?」結愛「いや・・・、持って無いっ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」247

-247 新たな情報- 光明が電話を取りに向かってからも結愛は依然として研究生の話を聞いていた、完璧なはずの自社のセキュリティが簡単に破られてたまるものかという思いでいっぱいだった。結愛「ガーガイ、その清掃員にどうやって声をかけられたかは思い出せるか?」ガーガイ「えっと・・・、「ここでは経験できない様な凄い事をしてやるからついて来い」と言われたので堪らなくなってつい・・・。」 どうやらこのバハムートが連れ去られた理由は相も変わらずと言うよりもうお馴染みとなってしまった本人の「ドMな性格」であった、何となく嫌な予感はしていたがやっぱりか・・・。結愛「お前な、誰にでも自分の本性を丸出しにしてんじゃねぇよ。恥ずかしくねぇのか?」 諦めろ結愛、ガーガイと同様の方々は「恥ずかしい」と言う気持ちも顔を赤くする位に喜んでしまうんだからな。結愛「確かにそうだな・・・、今に始まった事じゃないからもうツッコむ気も起らねぇ。」ガーガイ「あの・・・、本当にすみません・・・。」 おいこら、本当にそう思っているのか?まさかと思うが「自分は今辱めを受けている」という意味で喜んでいる訳じゃないよな、顔が赤いんだが違うよな。ガーガイ「え?そんな訳無いじゃないですか、この期に及んで。」 そうか・・・、じゃあもうこれ以上は何も聞かないでおくわ・・・。はぁ・・・、取り敢えず話を進めるぞ。 ただ結愛自身には不審な点が浮上していた様で顎に手を当ててずっと考え込んでいた。結愛「それにしてもその清掃員、やたらとガーガイについて詳しく無いか?」 確かに学生と話す事が無い学内の清掃員が、しかも入ったばかりの「ド」新人がどうしてガーガイについてやたらと詳しいのだろうか。 理事長がそんな疑問を抱えていると息を切らしながら小走りで牢獄へと戻ってきた副理事長が結愛の肩を軽く叩いた。光明「結愛・・・、あの・・・、清掃員の・・・、情・・・、報・・・、掴・・・、んだ・・・。」結愛「分かった、分かったから落ち着けよ。」 今にも倒れそうな旦那を落ち着かせるために最善を尽くそうとする妻、それにしてもどうして急に能力が使えなくなったのだろうかが今最大の疑問だ。結愛「守、悪いが水か何か持ってないか?ご覧の有り様だから頼むよ。」 正直藁にも縋る様な気持ちだった、ただ守はこういう時の為にもしっかりと対策
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7. 「異世界ほのぼの日記3」248

-248 能力- 夫の言葉を受けた結愛は顎に手を添えて考え込んでいた、まさかと思うが例の清掃班は研究生(バハムート)のストーカーだったのだろうか。結愛「ガーガイ、1つ聞いて良いか?」 質問攻めをした後なので少し申し訳ないと思いながら声をかける結愛。ガーガイ「改まった感じですけど、どうかされました?」 何となく中学高校時代によくある「進路相談」の様な雰囲気で声をかけられたので少し嫌な気持ちになりながら答えるガーガイ。結愛「いや、大した事じゃ無いんだけどさ。」 他所を向いて人差し指で頬をかきながら会話を続ける結愛、まるで呑み会の後に気になった異性をお持ち帰りしようとしている奴みたいだ。ガーガイ「何ですか、そんなに引っ張らないで良いじゃないですか。」 結愛、今の状況では誰もが「ガーガイが正論を言っている」と答えると思うから早く会話を進めた方が良いんじゃ無いのか?結愛「分かってるよ・・・、いや1つ気になった気になった事があるんだけどさ。」ガーガイ「だから何なんですか。」結愛「ガーガイは例の清掃班と知り合いだったりするのか?」 本当に大した事の無い様な質問だ、しかし捜査を続ける上では必要不可欠だったのだろうか。ガーガイ「いや、初対面でした。」結愛「お前な・・・、「知らない人について行っちゃ駄目」って母ちゃんや小学校の先生に言われなかったのかよ。」 現実世界でもよく言われる事がまさかこの異世界で通じる様になるとは、やはりこの世界が本当に日本へと大分近づいている事を実感できる。ガーガイ「すいません、「凄い事」と言われてつい・・・。」 ドMだからってそれなりの判断は出来ると思っていたんだが今更そんな事を言っても仕方が無い様な気がする。結愛「取り敢えず知り合いでは無く全然知らない人物だったという事が分かっただけでも良いよ、守にコーラでも出して貰ってくれ。」 結愛は守の事を「何でも屋」みたいに言っているが、現時点で守の『アイテムボックス』には水ぐらいしか飲み物が入っていない。結愛「守、「コーラあるよな」?」守「ねぇよ、水しか持ってねぇって知ってるだろ?」結愛「「あるよな」?」 何となく嫌な予感がした守、これは「無いなら買って来い」というサインだと捉えてしまったがこの離島には店が無いのでコーラなんて手に入らない。 一先ず守は「仕方ない」
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