-249 いつ何時でも礼を欠くべきではない- 好美が頬を膨らませる中で理事長は研究生に重要な質問を投げかける事にした、結愛自身の頭に浮かぶ質問は先程以上に重要でそれに対する回答によっては下手すれば自らが最も大切にしている学生を警察に突き出す事になるが本心ではその様な事はしたくなかった。結愛「ガーガイ、もう1つ質問させてくれないか?」ガーガイ「さっきから何なんですか、大切な事を聞いて来ているのは分かりますがしつこいですよ。」結愛「すまねぇ、悪いとは思っているんだが重要な事なんだ。頼むから協力してくれ、今一番の手掛かりを掴んでいるのはお前なんだよ。」 確かに唯一犯人と思しき人物と関わったと思われるのは目の前のバハムートだけだ、しかし誰にも疲れというものがやって来るのでしつこくするのはどうかと思ってしまう。ただ俺からも頼むから協力してやってくれよ、な?ガーガイ「致し方ないですね・・・、どうされました?」結愛「いや・・・、ちょっとした事なんだ。本心ではなかったとは言え、お前一応さっきまでティアマットだっただろ?あの監視カメラにかけられた魔力はお前自身の物なのかな・・・、ってさ。」クォーツ「待てよ、それに関しては俺とエリューがガーガイの魔力じゃ無いかって言ったじゃ無いか。」 一見魔力は全て同じの物に思われるがサプリメントの効果などと同じで(と言って良いのか分からないが)個人差が多少はあるみたいなので各々の魔力には特徴があるからガーガイと全くもって同じ魔力を放つ者がいるとは考えづらい、まさかと思うがコピー能力でも持っている者がいるとでも言うのだろうか。いや待て・・・、転生者達が持つ『複製』の能力だったら・・・。クォーツ「それは絶対にねぇ、きっとあんた達はさっき言ってた重岡とか言う奴が『複製』を使ってガーガイの魔力を再現したと思ったかも知れんが俺のくそ親父が言ってた通りそいつには何の能力も与えてはいないみたいだからあり得ねぇ。」 だったら「誰が」「何の為に」義弘の脱獄を手伝ったと言うのだろうか、わざわざ難攻不落と言われたこのネルパオン強制収容所に赴いてまで何をしようと・・・。 そんな事を考えていると窓の外からドスの利いた声がした、先程全員がガーガイを見かけた場所と全く同じだったので何となく既視感があったが今は別問題。声「私達だ、私達が貝塚義弘を開放した
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