-269 有給を取りづらい理由- 結構本気に近いトーンで冗談をかました好美の事は置いといて、一先ずデルアはイャンダと共に昼間の営業に向けて仕込みを開始した(と言っても24時間営業なので客の姿がちらほらとあったのだが)。イャンダ「デル、有給を使ってまでお兄さんの店に行きたいだなんてよっぽどの理由があるんじゃ無いのか?好美ちゃんの事以外に。」 ハッキリ言って有給を取得するのに好美の機嫌について考慮する必要は無いと思うが、やはりこの世界でも日本と同様に働き方改革が進んでいるのでちゃんと消化していかなければと思うのも無理は無い。正直言って「暴徒の鱗 ビル下店」は人員不足という訳では無いと思われるので有給の取得はしやすい方だと思うがやはりそれなりの事情があるのだろうか。デルア「でも大丈夫か?店自体は俺無しでも回す事が出来ると思うけど好美ちゃんの肴を用意する時に騒動が発生しないか?」イャンダ「大丈夫だよ、デルの週休日にはいつも唐揚げと春巻きを送って何とかしてるからさ。」 唐揚げと春巻きで何とかなっているなら良いのだが2品だけであの大食いが満足するとは思えないデルア、どうやら副店長の予感は当たっていた様で・・・。好美(念話)「イャンは唐揚げと春巻きだけで私が満足していると思ってる訳?いつも腹二分目で済まされてるから苦労しているんですけど!!」 2人の会話を『察知』していた好美からの『念話』、ただ二分目は言い過ぎな気がするが?イャンダ(念話)「好美ちゃん、こっちは少ない経費で卸してもらっている材料で作っているんだから勘弁してよ。店のオーナーなんだから分かってくれているでしょ?」好美(念話)「でも雇用契約書に書いたじゃん、ちゃんと私の食事は十分な量を用意するって。」 まさか雇用契約書にそんな超個人的な事を書いていたとは、それに好美にとって十分な量ってどれ位なんだろうか。そんな事を考えていた2人に助け船がやって来た、好美より数時間遅れて家に帰って来た守だ。どうやら結愛と光明に捕まっていたらしい。守(念話)「大丈夫ですよ、俺が何かしら作りますから。」 好美と違って何でもホイホイ作ってしまう守の存在は2人にとって本当に有難かった、ただ黙っていないのが約1名。好美(念話)「何安心してんのよ、私はデルアが作った麻婆豆腐が食べたいの!!」デルア(念話)「好美ちゃん
Baca selengkapnya