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All Chapters of AIカレシの愛楽くん: Chapter 51 - Chapter 60

68 Chapters

51話 どうしてこうなったの

「ゆう、あーんして」 「ゆうに触んな、クソ深美! ゆうは俺としゃべってたんだよ!」  うう……。朝から、隗くんが焼いてくれた大量のパンケーキを食べてたら、私をはさんで喧嘩が始まっちゃったよ……。 バチバチ睨み合う二人の視線が痛い……。  ……どうして、こうなったんだろう……。  もともとは、愛楽くんの修理を待つ間、隗くんが愛楽くんの代わりを務めることになって、私の、愛楽くんへの恋愛感情パーセンテージを超えたらそのまま引き継げる、みたいな話になってて。 そうしたら、どういうわけか、深美くんまで参戦することになって……。 深美くんはどうして参戦したんだろう。深美くん、たくさん助けてくれていい子だけど、よく分からない……。  家を出ようとすると、隗くんが宣戦布告のように堂々と言い放った。 「今日は外でのデートは休みにするけど、迎えには行くからな!」 「あ、ちょっとそれは……」  やんわり断って、扉を閉める。昨日、西園寺さんに見られちゃったし。 『何あれ、誰』『付き合ってんの?』  っていうメッセージが来てたから、『違います、お友達です』って返しておいたけど……。 あれだけ大きな花束を渡されているところを見たら、誰だって勘違いしちゃうよ。 他の人にも見られたらもっと大変なことになるだろうから、控えてもらおう。  深美くんと、タクシーに乗り込む。 深美くんが私の唇の端を、ふにっと
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52話 心臓が爆発しちゃう

 とはいっても、会社ではさすがに何もないよね……。 と思ったのに、深美くんはいつも以上に私に話しかけてきた。「そこのデータ、違うよ」と気付いて、マウスを持つ私の手の上に手を重ねて操作したりとか、「このイラストの、ここってどうやって動かしたらいい感じ?」と資料を持ってきて、体と顔を寄せて訊いてきたりとか。お昼休みに一緒にごはんを食べようって誘ってきたりとか――西園寺さんが入ってきてくれて、二人きりは回避したけど。 あれ? でも、これだけだったら普通かな……私が意識しすぎてたのかな……。 きっとそうだ。だけど、その意識してしまっていた成果が、しっかり数値に現れていた……。  恋愛感情パーセンテージ、32パーセント……。  え…………。  帰りのタクシーでこの数値を見せられて、私は唖然とした。 待って……一日で、28パーセントも上がっちゃったの……? あと二日……このまま同じように上がっちゃったら、57パーセント、超えちゃう……⁉ 「ちなみに、まだまだ夜もあるからね」  ヒイッ――!  深美くんを警戒しつつ帰ると、「おかえり、ゆう」と、また、隗くんに大きな薔薇の花束を渡された。 「えっと……あの、これはいつも、どういう……」 「一〇八本の薔薇は、永遠の愛。ずーっと愛してる、ゆう」  髪の束にキスされて、心拍数が上がる……
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53話 不意打ちの……

 だめだ。二人に接近したら、死んでしまう。 特に深美くんは危険だ。職場でも行き帰りでも容赦なくドキドキさせてくる……! 私は次の日、起きてすぐに着替えてこそこそダッシュで出社した。メイクしないで出社するのは久しぶりだった。する方に慣れてしまっていたためか、すっぴんで恥ずかしさはあったけれど、今日は仕方ない。 誰もいないオフィスで、買ってきたサンドイッチを食べながら、プロットを打ち込む。一人目の子のプロットは終わったけれど、二人目のプロットが途中だったから、続きを書く。お祭りデートのシナリオにしようと思ってたんだけど……どうしよう。本当は、明日、愛楽くんとお祭りに行く予定だった。だけど、行けなくなっちゃったし……。プロットのために行く予定だったのに……愛楽くんと行けなかったことが、さみしい……。 愛楽くんが帰ってくるまで、あと二日。  ……早く、会いたいなあ……。 「おはようございますー。武藤さん、早いわね」 「あっ、おはようございます!」  部長が来て、私のふわふわした気持ちはいったん打ち切られた。 乙女ゲームのプロットの進捗状況を話していたら、次々に先輩たちが来て、深美くんも来て。 怒涛のお仕事タイムが始まった……! 今日は、深美くんが来ても絶対に動じないぞと心に決め、深美くんが来てもほとんど話をせず、いわゆる塩対応でいい感じにスルーした。お昼も、深美くんが誘ってくれる前に西園寺さんが誘ってくれたから誘いに乗って――結局深美くんもついてきたけど、三人だったからあまり深美くんだけを意識することもなかったし、帰りも深美くんがトイレに行っている間にダッシュで帰って、ことなきを得た。  帰宅すると、また隗くんが、 「おかえり、ゆう!」  と一〇八本の薔薇の花束をくれたけど、感謝の言葉も端的に、ダッシュでお風呂に入った。上がったら深美くんが帰ってきていて、昨日と同じそうめん作戦を
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54話 浴衣に着替えて

 朝が来た……。 全然眠れなくって、ぼうっとする……。 今日が休みでよかった……。  昨晩のことが、ずっと頭から離れない。というか、唇の感触を、思い出しちゃって……。 どうしよう……ドキドキが止まらない……。 リビングから、隗くんと深美くんがお話してる声が聞こえてくる。 朝ごはんの準備してくれてる、よね……。ああでも、隗くんと顔を合わせるの、気まずいというか、緊張する……。 昼過ぎまで寝てるふりして閉じこもろうかな。でも、隗くんは今日で最後かもしれなくて……それなのに避けてたら申し訳ないような……。 「ゆう」 「ヒッ!」  しまった! 扉越しの深美くんの声にびっくりして、つい声を出しちゃった……! もう観念するしかない……。 おずおず出ると、深美くんが、「おはよ」と言いきらないうちに隗くんがずんずん近づいてきて、 「おはよう、ゆう! 今夜は最高にドキドキさせるからな」  と、私の寝癖だらけの髪を一束取って口づけた。 ヒイ……! だ、だめだ……隗くんが近くに来ると、すっごくドキドキしちゃうよ……。  それから、隗くんが焼いた大量のパンケーキを食べて、隗くんが昨日注文したという浴衣を並べて見た。 男性の浴衣は隗くんのものだけだった。深美くんのものは、深美くんが自分で注文したので、あとで届くらしい。 私の分がやけに大量にあった。数えてないけど、多分三十着はある。隗くんいわく、「ゆうにふさわしい品質で、着てほしいと思うものをすべて選んだ」らしい。 「やっぱり隗は自分の感情優位だね。ゆうの好みや着やすさを考慮できていない。ゆう、いいのがなければ僕が今から注文してあげる」 「あぁ⁉」と隗くんが深美くんに掴みかかりそうだったので、
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55話 お祭り……デート?

 夕方、出発の時間になった。 隗くんは黒地に赤い帯の浴衣、深美くんは、灰色地に縦じま模様が入った黒帯の浴衣だった。 男の人の浴衣姿ってはじめて見たけど、かっこいいな……。 二人とも身長が高いからなおさら、すらっとして見えるし……。 ……愛楽くんの浴衣姿も、見てみたかったな。ふわっと妄想すると、胸がドキドキ鳴った。  お祭り会場は、隣の区で一番大きな、川沿いの神社の敷地内だった。十九時から、神社から少し離れた橋のあたりで、花火も打ち上がるらしい。十七時に着いた時点で、花火の観覧席みたいなところにシートを敷いて陣取っている人がたくさんいた。 「ここら辺は人も多くなるし、穴場があるから花火見る時はそっちに行こう。18時50分に神社を出れば間に合うから、その予定で動こう」  神社は、すごい人だった。隙間なくぎゅうぎゅうで、全然進めなそう……。屋台も、境内の道沿いにずらーっとたくさん並んでる。 深美くんが、私の右手を握った。 「絶対離さないでね、ゆう」  反対側から、隗くんが私の腰をぎゅっと引き寄せる。 「絶対離さない、ゆう」  ヒイ! 両側からがっちりとガードを固められているような感じで、人込みの中に入っていく。 というか、この二人、誰が見てもすごくかっこいいのかも……。みんな、ちらっと見てすれ違っていく……。 なんか私、すごく浮いちゃってるというか、悪目立ちしちゃってるんじゃないかな。身が縮む……。 「あ! 射的! ゆう、俺の腕前、見て!」  隗くんが、何の迷いもなく、大当たりを撃ち抜く。かと思ったら、右端から一つずつ順番に景品を撃ち抜いていく。 結果的に、すべての景品を一発命中で撃ち抜いてしまった……。 「やる
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56話 二人きりの河川敷

 その後も、隗くんがかっこいいところを見せたいと張り切って、金魚すくいや水風船すくいをしたり。……いっぱい取れすぎちゃって、返却して帰ったけど。 深美くんに食べようと誘われたチョコバナナやわたあめを食べたり。……深美くんが「食べさせて」と手を引いてきたり、私が食べている横からぱくっと食べてきたりして、隗くんが怒って、喧嘩が起きそうになったりしたけど……。 それから、三人で型抜きをしたりもした。二人は、さすがの正確さだった。一番難しいランクのものを、さくさくとクリアしていく。私は自信がなかったから一番簡単なものをやってみたんだけど、途中、深美くんに「そっちじゃなくて先にこっちを割って」とアドバイスをもらって、やっとのことでクリアした。  片側の道だけで、一時間以上が経過していた。「Uターンして、花火を見ながら食べられるような主食を買いながら歩いたら、いい時間になるよ」と深美くんが言ったので、何を食べようか、相談しながら歩いた。 まずは、焼きそばを買った。隗くんが、三食分入ったビニール袋を受け取る。私はこれだけでもよかったんだけど、はし巻きの屋台を見つけて、「一応、はし巻きも買おうぜ」と隗くんが言った。深美くんも、「そうだね」と賛同する。屋台側を歩いていた深美くんが一番先に、人の波から離れる。「はし巻き三つお願いします」と深美くんが注文する。そして、深美くんが両手で受け取ったのと、ほとんど同時だった。 隗くんが、私の手を掴み、ぐいっと引いて、人波の中へ飛び込んだ! 私が言い残した、「えっ」という言葉に反応したらしい深美くんが、引っ張られていく私を見たのが、一瞬だけ目に映ったけれど、すぐに深美くんは見えなくなった。隗くんが私を引いて、人の波を掻き分けて、全力で走る。反対側の屋台の方に出て、屋台と屋台の隙間を抜けて、森の中を走る。草履じゃなくてサンダルで来てたけど、それでもすごく走りにくい。その上、道がガタガタだし、隗くんは信じられないくらい速いし、全然足がついていかない……! 隗くんが、石の階段を駆け下りる。何度も転びそうになる。降りきって、川沿いの砂利道を少し走って、やっとゆっくり、隗くんは止まった。 限界で、私
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57話 譲れないもの

 あ。でも、隗くんだったなら、お礼、言わなくちゃ。助けてくれたこと。 「あ、あの……」 「ん?」 「その、助けてくれたこと、覚えてて……あ、ありがとうございました……。助かったし……それに、男の子のこと、信じる気持ち、少しもっていられたというか……」  そうだ。そのおかげで、乙女ゲームができて。この道にいる。大変なこともたくさんあったけど、私の好きな、楽しい道にいる。 「私が今、ここにいるのは、隗くんがあの時助けてくれたおかげなので……。あ、ありがとう……」  隗くんが、がばっと私を抱きしめる。うわ、わ~! ち、力が、すごく強い……! 「嬉しい。覚えててくれて。俺のしたことが、言葉が、ゆうの中にあって。ゆうと繋がっていられたんだって分かって、すごく、嬉しい」  繋がり……。 「俺は、その後も、何度もゆうのこと好きになっては記憶を消されたみたいで、なんにも覚えてなくて。でも、ゆうのことは何度でも好きになって……。つまり、俺のゆうへの想いは、プログラムじゃない。深く刺さって、一生抜けない、本物の感情。だから、ドクター・百合華のミッションで彼氏になるんじゃなくて、本当の意味で繋がりたい。本当の彼氏になりたい」  左手が、貝殻の形でぎゅっと繋がれる。まっすぐに、じっと見つめられている。うう……だめだ。昨日のキスを思い出して、ドキドキする……! 「これ、見て」  私たちの間に、ピンク色のスクリーンが浮かびあがる。 恋愛感情パーセンテージ――61パーセント……。 もしかして、隗くんにキスされた後、意識してたから……? 「目標の57パーセントは超えた。これからも、一緒にいられる。こんな短い期間なのに、俺にド
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58話  In the systemー愛楽ー4

 すべての異常が修理された。 僕に現れていた異常は、ボディガードモードの武器感知機能と位置共有機能。この二点がオフになっていたことだった。 これをオンにしたらそれで終わりだったが、勝手にオフになったのか、それともどこかからのデータ侵入によって故意にオフされたのかを調査および経過観察しなければならず、結局、五日間もゆうの傍を離れることになってしまった。  早く、ゆうに会いたい。ゆうのところに行きたい。 ゆうを、守らなくちゃ。 ゆうの傍で、ゆうの笑顔を見たい。一緒に、笑いたい。 僕の代わりに、僕じゃない存在が、ゆうの傍にいるのは、容認できない。 早く。早く。ゆうのところに、行かせて。 「データ侵入の形跡はなかった。とすると、勝手にオフになった……? 正直考えにくいけれど、もうオフにならないようにしたから、ひとまず大丈夫でしょう。その他の機能も、異常は見られなかったわ。明日から、DEEP-threeと交代できるかしら」 「はい、ドクター・百合華」  DEEP-threeが、僕の代わりを務めている? Heuristic-twoじゃなかったのか。どこかで交代したのか。 <TARK ROOM> 【DEEP-three】修理、経過観察が終了したと聞いた。でも、交代の必要はない。 ――問題ありません。  通信共有リストから、Heuristic-twoの名前が消えている。 <TARK ROOM>  ――Heuristic-twoは故障ですか。襲撃がありましたか。ゆうは。 【DEEP-three】ミッション中、ルール違反をした上、ゆうに怪我をさせたため、回収、処分となった。 ――ゆうの怪我はなんで
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59話 おかえり、愛楽くん

 朝が来た。 昨日、泣き腫らしてしまって、まぶたが重い。目が開かない。 もう一日、休みでよかった。 でも、罪悪感で心が痛い……。 ……ごめんね、隗くん……。 「ゆう。隗のことでドクター・百合華から連絡が入ったよ。話せる?」  深美くんに招かれて、ソファに座る。深美くんも、隣に座った。 私から、お母さんに隗くんを処分しないようにお願いしていたけれど、お母さんからは『大丈夫よ。ゆうは心配しないで』というメッセージが来ただけだった。 「隗の処分が決まったみたい」 「え……」 「AIチップをすべて外して、人間として生活させるみたい。念のため、技術が漏れないように、東京内にいさせてしばらく監視するみたいだけど。ボディガードは僕と愛楽の二人で継続するから安心して」  ……よ、よかった。死んじゃうとかじゃなくって……。 AIチップを全部外すってことは、また、記憶がなくなっちゃうのかもしれないけど……きっと、新しい人生を歩めるよね……。 ごめんね。でも、幸せになれるといいな……。 「それから、ゆうの彼氏としてミッションを継続するのは僕だから」 「え?」  深美くんの前に、恋愛感情パーセンテージのスクリーンが浮かびあがる。 ——59パーセント。 昨日、お祭りでちょっとドキドキしちゃったからだ……! 「隗に越されたのは予想外だったけど、予定通り愛楽への恋愛感情パーセンテージを超すことができた。ドクター・百合華には報告したから、約束通り、僕が今後も継続する」  深美くんが私の右手を引っ張って、自分の頭に置き、撫でるように動かす。 「これが、正しい形だ」
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60話 花火デート

 怪我の具合は本当に大丈夫で、目も保冷剤でしばらく冷やしたらかなりよくなった。 紙袋の中身は、アメリカのお肉とかお菓子とかで、冷蔵庫は一気にぱんぱんになった。 だけど、野菜がなくて、久しぶりに一緒にお買い物に行った。 愛楽くんのつくったごはんを食べたのも久しぶりだった。コンソメスープとサラダとオムライス。 思えば、スープとサラダを食べたの自体久しぶりだったかも。隗くんも深美くんも、それに私も、主食以外つくらなかったから。  お祭りに行けなかった代わりに、一緒に花火をしようという話になった。  二人で浴衣を着た。 今日は、本当は一番好きだと思った、白地に青い蘭みたいな花の柄の浴衣を着た。 愛楽くんは紺地に、銀色の帯だった。愛楽くんの浴衣姿は、想像した通り、すごくかっこよくて……。 ほわあ……と、つい見惚れて固まってしまった。 愛楽くんが、「わわっ」とビクッと跳ねる。愛楽くんもフリーズしていたみたいだった。 「あれ。愛楽くん、まだバグ……」 「これは直らないんだ。ゆうが可愛い限り。つまり、ずっと」  ヒイ……。久しぶりの愛楽くんのデートモードの言葉、甘すぎるよ……! 胸が、ぎゅうって痛くなる感じがする。だけど、隗くんや深美くんからもらったドキドキの形とは違った。なんでだろう……。 「ゆうの選んだ浴衣、いいね。ゆうらしくて、可愛い」  愛楽くんが、頬を赤くして、ほほ笑む。 胸の中がキラッとして、私は、気付いた。 愛楽くんはいつも、ありのままの私を素敵だねって言ってくれる。 愛楽くんの傍にいると、私は私の好きな私でいられる。だから私は、愛楽くんにだけ、特別な鼓動でドキドキするんだな……。  近所の公園に向かう。周りが空き家だけで、近所
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