ハヌルは驚き、火照った頬を何度も手の甲でこすった。「ユファン、からかうのはやめてくれ」不満げな声を漏らしながらも、胸の奥は晴れやかな安堵感で満たされていた。最近感じていた奇妙で冷ややかな距離感は、決して自分への興味が薄れたわけでも、何も言わずに別れを切り出す前兆でもなかったと分かったからだ。ハヌルはユファンから視線をそらし、そっと長い息を吐き出して、震える心臓を落ち着かせた。しかし、ユファンはハヌルの抗議など気にも留めなかった。それどころか、ハヌルの肩を力強く押さえつけると、強引な手つきでその腰をかっさらい、容赦なく胸の中へと引き寄せた。ユファンの身体はいつも以上に大きく、逞しく感じられた。抗うことのできない磁石に引き寄せられるように、ハヌルの身体は一瞬でその硬い胸へと隙間なく密着した。鼻先をかすめるユファンの濃い体香に、頭がぼうっとしてくる。「からかってなんかいない。付き合ってるんだから、何が悪いんだ?」恥ずかしがっているのはハヌルだけだったが、その堂々たる宣言が嫌ではなかった。むしろハヌル自身、この溢れるほどの愛を隠す理由などないと考えていた。犯罪を犯しているわけでもないのに、血気盛んな大人が互いを求め、焦がれることが、なぜ問題にならなければならないのだろうか。ふと首を回すと、遠くの方でソ・ジョンウとユ・ギョンホがまだ残っており、まるで世界に二人しかいないかのように甘い雰囲気でウォーミングアップをしていた。ソ・ジョンウがストレッチをしながらグラウンドに寝そべって声を漏らすと、ユ・ギョンホが愛おしそうに近づき、その肩をマッサージしたり、汗に濡れた髪を優しく撫でたりしていた。遠目から見ても二人の間には甘い電流が流れており、ソ・ジョンウの口元には隠しきれない幸せが満ち溢れていた。「ユファン、それでも……俺と付き合っていると周囲に変な噂を立てられるかもしれない。本当にいいのか?」男同士のカップルを見る世間の目は、研ぎ澄まされた刃のように鋭く、冷たいはずだ。おまけにユファ
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