微かに揺れ動く空気の流れを察知し、チャン・ハヌルは肩を震わせた。その一瞬の動揺を見逃さず、ユファンは傲慢に顎を突き出し、ハヌルの顔を指し示した。二人の視線を絡め取る彼の眼差しは、明確な答えを要求していた。「ずいぶんと俺の好奇心を刺激してくれるじゃないか。ほら、早く話せよ」熱を帯びた吐息が耳元をくすぐる。どこまでも強引で、直進することしか知らない男の態度に、ハヌルはなす術もなく流されていくしかなかった。「どうすればお前をもっと引き立たせることができるか、より偉大な存在に導けるか、まあ……そういうことを考えていただけだよ……」言い終わるよりも早かった。ユファンは「何事かと思えば、そんなことか」と低く笑うと、ハヌルの細い腰を抱きかかえ、そのまま力強く持ち上げた。重心を預ける形になったハヌルは、否応なしに艶めかしい姿勢を取らされた。「う, くっ……」「綺麗だ」その告白が気に入ったのか、ユファンは口元を見事に釣り上げてみせた。直後、容赦のない圧倒的な腕力が加えられ、ユファンはハヌルの内奥へと、再び深く突き進んでいった。その後も長い間、粘りつくような摩擦音が静まり返った部屋を侵食していった。熱い肉体が激しくぶつかり合う生々しい音が暗闇の中でリズミカルなビートを刻み、二人の喘ぎ声が重なっていく。古びたワンルームの空気は、ユファンの体臭と生臭い熱気で鮮烈に染め上げられていた。「ユファン! う、あ……っ。明日、本当に頑張ろう! 絶対に勝たなきゃ駄目なんだ!」ハヌルの声は切実さに細く震えていた。ユファンの動きはむしろ、あえてじらすかのようにどこまでも鈍く、そして執拗になっていった。自分の存在をその肉体に深く刻み込もうとするかのような快楽の前に、ハヌルの瞳は激しく揺らめいた。ユファンはハヌルのお尻を壊れんばかりの力で強く掴み、低く呟いた。「当然だ。はぁ……俺だけを信じていろ」互いの激しく脈打つ鼓動を分かち合う、深く、そして秘密めいた夜だった。
Read more