10. 第十話 高評価闇テン コテツは学生の頃から異性にモテた。 バレンタインにチョコレートをもらわないなんてことは一度もなかったし、高校1年の頃は女子含めクラスで1番かわいいという喜んでいいものかよく分からない評価をされた。 高1の2学期の時にはH組とI組の2クラスの男子16名を巻き込んだ校内での麻雀による一斉停学。その主犯として4週間の停学室通学(停学中も学校に来なければならない地獄のシステム)を強いられたがその後も人気は落ちず。むしろ、担任の若い女教師からはその時の停学で書かされた反省文が「まるで太宰のような文章だ」と高評価を受けてその後は教師にまで好かれる。高校2年の頃には少数ではあるがファンクラブのようなものすらあった。 だが、自分が好きな子には一切振り向いてもらえず。それでは意味がないので異性とは付き合うことなく学生時代をただ麻雀のみに費やした。 そんな女っ気のありそうでないコテツの人生に今ついにチャンスが来たかもしれない。それも最高に魅力的な女に気に入られた。そんな予感がする。 「なー、相手は女王シオリだぞ。落ち着けよ。また来るとか社交辞令だと思うし。来るにしてもそんな頻繁には来れないだろうよ。今彼女は時の人だ。あっちこっちイベントで忙しいだろうからな」とアキラは言う。 「そうだな、それは分かってる。分かってるけどよ、なんだろう。オレって勘がいいから。多分…… きっとまた来る。会えるって気がするんだよな」 「へいへい。たしかにアンタの勘はよく当たるよ。来るといーな」 カランコロン 「いらっしゃいませ!」 そこに入ってきたのは若い頃の木村拓哉のようなロン毛のイケメンだった。 「おおーーー!! ギンジじゃないか久しぶり!」とマサルが懐かしそ
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