ただし、英語圏ではこのような直接的な表現はかなり強い印象を与えるので、日常会話で軽く言うことはあまりありません。『Go to hell』(地獄へ行け)の方が少しマイルドで、映画やドラマでもよく聞くフレーズです。『Breaking Bad』のウォルター・ホワイトが怒ったときに使っていたのを思い出します。
面白いのは、英語には『くたばれ』のような荒っぽい表現をユーモアに変える文化もあること。『Kick the bucket』(バケツを蹴る)は『死ぬ』を意味するスラングで、『くたばれ』のニュアンスを少し柔らかく伝えられます。
英語には『Easier said than done』という完璧に対応する表現があります。このフレーズを初めて耳にしたのは、高校時代に観た海外ドラマ『フレンズ』の中で、チャンドラーがピエロになる夢について冗談交じりに語る場面でした。
実際に使ってみると、そのニュアンスの的確さに驚きます。例えば友人に『毎日ジムに行くんだ』と宣言した翌日に寝坊した時、苦笑いしながらこの言葉を口にしました。英語圏の人は日常会話でよく使うので、ネイティブっぽく聞こえる便利な表現です。
興味深いのは、日本語と英語で語順が逆転している点。『言う』と『行う』の位置が入れ替わっているのに、同じ意味を伝えられる言語の面白さを感じます。
映画の台詞で思い出すのは、クリント・イーストウッドが主演した『ダーティハリー』の有名なシーンです。あの「Go ahead, make my day」というセリフは、日本語版では「くたばれ」と訳されることが多いですね。イーストウッドの冷たい表情と低い声が、このフレーズに独特の重みを与えています。
マンガの世界では『デスノート』の夜神月が似たようなニュアンスの言葉を使う場面があります。英語版では「Drop dead」と訳されていましたが、状況によっては「Go to hell」の方が感情的なインパクトが強いかもしれません。特にキャラクターの怒りや軽蔑を表現する際、これらの表現は役割によって微妙に使い分けられているようです。
実際の英会話では「Screw you」がもっとカジュアルでよく使われる印象があります。『フレンズ』のような海外ドラマで、ジョーク交じりに言い合うシーンを何度か見たことがありますよ。