最も直接的なのは『I withdraw my request』や『I take back my offer』でしょう。ビジネスシーンなどフォーマルな場面で使えます。友達同士のカジュアルな会話なら『Never mind』が手軽で、『I changed my mind』も自然です。特に『Never mind』は「気にしないで」という軽いニュアンスを含んでいて、日本語の「願い下げ」の柔らかさに近いかもしれません。
イディオムを使うなら『Scratch that』が生き生きとした表現です。これはもともと「線を引いて消す」という意味から転じて、「取り消す」という感じで使われます。『Scratch what I said earlier』と言えば「さっきの話は忘れて」というニュアンスになります。実際に『スクラッチ』というゲーム会社のタイトルも、この「引っ掻いて消す」イメージから来ているんですよ。
日本語の『願い下げ』を英語で表現する場合、場面によってニュアンスが変わってきます。
例えば、丁寧に断るなら『I would like to decline』が適切です。ビジネスシーンで使われるフォーマルな表現で、『お断りさせていただきます』という意味合いになります。
一方、もっとカジュアルな言い方だと『No, thanks』や『I'll pass』という表現もよく使われます。友達同士の会話や軽い誘いを断る時にぴったりです。
『願い下げ』という言葉には『一旦申し出たことを撤回する』という意味もあるので、その場合は『I take it back』や『I withdraw my request』と言うこともできます。
英語には『Easier said than done』という完璧に対応する表現があります。このフレーズを初めて耳にしたのは、高校時代に観た海外ドラマ『フレンズ』の中で、チャンドラーがピエロになる夢について冗談交じりに語る場面でした。
実際に使ってみると、そのニュアンスの的確さに驚きます。例えば友人に『毎日ジムに行くんだ』と宣言した翌日に寝坊した時、苦笑いしながらこの言葉を口にしました。英語圏の人は日常会話でよく使うので、ネイティブっぽく聞こえる便利な表現です。
興味深いのは、日本語と英語で語順が逆転している点。『言う』と『行う』の位置が入れ替わっているのに、同じ意味を伝えられる言語の面白さを感じます。
英語で『心にもないこと』を表現するなら、『lip service』がピッタリくる表現だと思います。表面上の言葉だけで、本心からの発言ではないというニュアンスを含んでいます。
政治的なスピーチやビジネスの場でよく使われるこの表現は、『The company pays lip service to environmental issues』(その企業は環境問題に口先だけの関心を示している)のように使われます。『Heart isn't in it』という言い回しも、本気でない気持ちを伝えるときに使えますね。
こうした表現を知っていると、海外ドラマや映画のセリフの深層まで理解できるようになります。特に『The West Wing』のような政治ドラマでは、この手の表現が頻繁に出てくるので勉強になりますよ。