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第17話

作者: るるね
last update publish date: 2026-04-04 23:57:49

「凛子……!」

 高瀬凛子たかせりんこ

 紗月が高校時代に出会った、いちばん大切な親友だった。

 生徒会の役員を務めていた頃、会計担当だった凛子と知り合った。

 彼女はとても自立していて、自分のクラスではほとんど誰ともつるまないタイプだった。

 当時の凛子は気性が強く、誰に対してもどこか反発するような、鋭い雰囲気をまとっていた。

 誰にでも愛想よく接するような子ではなかったのに、なぜか紗月にだけは最初から驚くほど優しかった。

 二人はすぐに親しくなった。

 正直に言えば、出会ってしばらくの間、紗月は自分でも嫌になるくらい卑屈な疑いを抱いていた。

 凛子も、慎一のことが好きなのではないか、と。

 幼い頃から、そういう人を何人も見てきた。

 慎一に近づくためだけに、わざと自分に接近してくる人たち。友達がほしい一心で、そのたびに心を開いてきた。

 けれど返ってきたのは、決まって当然のような裏切りだった。

 長い間、紗月は感じていた。

 誰も本当の自分を見てくれてはいない。みんな、自分を通して慎一を見ているだけなのだと。

 自分につけられたラベルは、いつだってただ一つ――慎一のいちば
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