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7.兄?

last update publish date: 2025-12-31 19:03:34
遥side

「兄……って、どういうこと?」

幼い頃、岡田から罰を受けるたびに、『本当の家族に会いたい、いつか本当の家族が私の現状を知って助けに来てくれる』そんなことを夢見て願っていた。そして今、実の兄だという男性が目の前にいる。

しかし大人になった今は、喜びや感動よりも先に不信感や信じられないという気持ちが強く、震える声で今まで聞かされていた説明を口にした。

「私、孤児院で育ったの。冬の朝に捨てられてて、残されたのはこのペンダントだけって院長が言ってた」

私より数個年上に見える彼の顔を見つめながら、胸元の銀のペンダントをぎゅっと握りしめる。男性は瞳には深い痛みが滲ませながら、眉間に皺を寄せて苦しそうな表情で話しかけた。

「そうか、でも僕はずっと君を探していたんだ」

「探してたって……どういう意味?」

「君は、僕の実の妹で本当の名字は東宮なんだ。そして、その証拠がこのペンダントだよ。これは、東宮家の紋が刻まれた特別なもので東宮の血筋にしかあり得ない。」

──指先で私の首にかかったペンダントを指さすと、切ない声で真剣な表情をして訴えかけるように俊は語り始めた。

「君は、産まれてすぐに何者か
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