場面によって選ぶ英語表現がかなり変わることに気づいた経験が何度もある。
名刺を差し出されたり、表彰を受けたりするときの『恐れ多い』は、敬意と謙遜を同時に表す微妙な言葉だと感じる。私はこういう場合にはまず「I'm honored」を基本形として考える。相手の評価や機会に対して感謝と重みを伝える簡潔なフレーズで、スピーチやメールの冒頭に使いやすい。「I’m honored to accept this award.(この賞を受けることを光栄に思います)」のように続けるのが自然だ。
もう一つ使いやすいのは「I’m humbled」という表現で、こちらは自分の立場の小ささや責任の重さを示したいときに適している。私は受賞や大きな期待を前にして、自分がまだ学ぶべきことが多いというニュアンスを出したいときにこれを選ぶことが多い。注意点としては、カジュアルな場面で多用するとくどく聞こえることがあるので、正式な場や文章での使用が無難だ。
日常会話での軽い「恐れ多い」感は「It is an honor to...」と少しフォーマル寄りに言い換えるときれいに収まる。翻訳するときは単に語彙を置き換えるのではなく、文脈(相手との関係性、場のフォーマリティ、話し手の謙虚さの度合い)を見て「I'm honored」「I'm humbled」「It is an honor」のどれが最も自然かを判断している。自分なりの使い分けを持っておくと安心感が出ると思う。