余命一年の生贄少女は、帝都を護る兵器の神様に捧げられる
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空が鉛色に沈む天都皇国(てんとこうこく)。
帝都・白嶺(しらみね)は長年、人を喰らう化け物〝異形〟の脅威に晒されていた。
対異形特務軍に所属する青年、白玖(はく)。
巨大な白狐に姿を変え、異形を祓う帝国最強の決戦兵器たる〝神〟である彼は、その絶大な力を振るうため、莫大な魔力を宿す〝深紅の瞳の少女〟の血肉を必要としていた。
新たに軍へ配属された十四歳の少女、藍沢緋依(あいざわ ひより)。
彼女は神の餌として育てられた〝生贄〟であり、十五歳を迎える満月の夜、その身をすべて神に捧げて喰われる運命にあった。
飄々とただの兵器として生きてきた白玖は、自ら血を差し出す彼女の異質な明るさにペースを乱されていく――。