新井グループの株価については、大輔もそれほど心配してはいなかった。瑞相グループと提携している三つのプロジェクトがあるおかげで、業界内からの投資は依然として非常に安定していたからだ。ネット民のバッシングが影響するのは世間のイメージだけで、企業利益そのものには直結しない。ネット上の炎上がさらに燃え広がり、熱を帯びていく中、ユーザーたちは次々にコメントを書き込んだ。【前は新井の広報って、何かあれば秒で対応してなかった?どうして今回はだんまりなわけ?】【声明を出さないってことは、マジってことだろ?新井蓮司は遺産目当てで実の祖父まで殺したんだぞ。こんなイカれた奴、死刑でも文句言えないだろ!】【もう待つだけ無駄でしょ。真相は全部バレてるんだから。新井蓮司は今頃、どうやって自分を悲劇の主人公に見せるか必死で考えてるんじゃない?予言しとくけど、あいつはこのあと絶対、「自分は濡れ衣だ、無実だ」って動画を出すよ】……ユーザーたちの罵倒と嘲笑が飛び交う中、ついに新井側の動きがあった。投稿したのは会社のアカウントではなく、蓮司個人のSNSアカウントだった。多くのユーザーが本人のアカウントにまで押しかけ、直接罵倒のコメントを書き込んでいたため、蓮司が投稿すると、すぐに気づく者が現れた。その後、彼の投稿は瞬く間に拡散され、十分後には再びトレンド一位へ躍り出た。蓮司の投稿内容は、次のようなものだった。【ネット上で拡散されている動画と発言について、皆様にはどうか冷静に受け止めていただきたく存じます。現在、私はすでに辞表を提出しており、新井グループの最高経営責任者を退任しております。どうか会社に対する無差別な攻撃はお控えください】この言葉は、言外の意味をはっきりと世間に示しているようなものだった。――叩くなら俺を叩け。会社は関係ない。――俺に非があることは認める。だからすでに辞職した。自ら退路を断ったことで、もはや取り繕う余地はなくなった。一連の事件はすべて蓮司の仕業であり、実の弟まで陥れようとしたのだと、本人が認めたも同然の形になったのだ。これにより、ネット民の非難はさらに過熱し、蓮司の投稿には、彼を罵倒するコメントがまたたく間に数万件も殺到した。その頃。ネット上でこれほど大きな騒ぎになっているのだから、理恵が気づかな
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