数日後── 綾は退院した。 久しぶりに帰って来た我が家。 「あ〜やっぱり家が落ち着くわね」 思わず口から出た言葉だが、 いつしか修との家が自分の家だと認識していることにも自分で驚いている。 修は──「うん、綾退院おめでとう」 そう言いながら、綾を優しく抱きしめる。 「ありがとう」 いつものようにニ階へ上がろうとすると、 「綾、俺たちの部屋は一階だよ」 「え? 本当に変わったの?」 「うん」 そう言って修がリビングに近い部屋を開けると、大きなベッドと傍らにベビーベッドも置かれていた。 「え? ベビーベッドも買ったの?」 「うん、ベビー服なんかは綾が選びたいかと思ってまだ……明日にでもココへ持って来てもらおう! 選んで」と笑っている。 「えっ、おウチで買い物をするの?」 「うん、あまり出歩かない方が良いでしょう?」 「……」 綾は、天埜家のスケールの大きさにまだ慣れていない。 それに、安定期に入れば運動の為に少し
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