ディリアンに会いに行った翌日、セレーネは一日中、ディリアンをどうやってからかってやろうかと思案していた。彼女は外に出たかった。新鮮な空気を吸いたかった。何か新しい刺激を求めていた――その渇望はあまりにも強く、彼女自身を苛立たせるほどだった。以前のセレーネなら、部屋に何日閉じこもっていても平気だった。しかし妊娠してからというもの、彼女の体と感情は変化してしまったのだ。じっとしていると、落ち着かず退屈で仕方がなかった。バスルームから出た直後、セレーネの視線はソファの横のテーブルに置かれた小さな箱に釘付けになった。デイジーとモナが片付け忘れた箱だ。セレーネは近づき、少しだけ蓋を開けて中を見た……そして、彼女の口元に、いたずらっぽい笑みが浮かんだ。「まあ……」セレーネはニヤリと笑った。まさに今、彼女が必要としていたものだ。彼女はドアへ向かい、尋ねた。「外にいるのは誰?」「私です、リーガンです、奥様」その低い声が答えた。セレーネは小さく頷いた。時折交代はあるものの、常に彼が見張りに立っているのだ。「ディリアンが部屋に戻ったかどうか、確認してきてくださらない?」セレーネは尋ねた。「確認してまいります、奥様」セレーネは待った。時間が経つのが遅く感じられ、理由もなく心臓が高鳴る――あるいは、その理由はあまりにも明確だったのかもしれない。ようやくリーガンが戻ってきた。「閣下はすでにご自室にお戻りになられております」セレーネは頷き、ドアを開けた。リーガンは彼女を直視しないように努めた。公爵夫人のプライベートな時間に彼女の近くにいる時の、護衛としての鉄則だ。「お供いたしましょうか?」リーガンが尋ねた。「いいえ、わたくし一人で行くわ」セレーネはそう言いながら歩き出した。彼女はディリアンの部屋の前で立ち止まった。警備兵はいない――公爵の部屋の前には決して配置されないのだ。セレーネはドアをノックした。ガチャッ。ドアが開いた。ディリアンがそこに立っていた……上半身裸で、ゆったりとした寝ズボンだけを穿いて。髪は乱れ、シャワー後の熱気を帯びた肌が露わになっていた。セレーネは生唾を飲み込んだ。「何の用だ?」ディリアンは低く、少し掠れた声で尋ねた。「一つお伺いしたいことがありまして」セ
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