「なーなー、ユー!」「なぁに、レィナちゃん?」「明日、ダブルデートしねー?」 ひょわっ!? お昼休み、四人でおしゃべりを楽しんでいると、唐突にそんな話を振られました。「えと、わたしは……」 エレンちゃん、ユシャンちゃんと視線を移す。「私は賛成」「あたしも」 それぞれ挙手。「じゃあ、わたしも……」 おずおずと手を挙げる。「よーし、けってーい! 明日十二時、公園の南入口な! 弁当持参!」 リーダー気質なレィナちゃんが、さくさく決定。 特に反対意見もなく、午後の授業に備えるのでした。 ◆ ◆ ◆「おっす!」 わたしとユシャンちゃんが入口に向かうと、レィナちゃんが本を読みながら、時間つぶししてたみたい。「ずいぶん早く来たんだね?」「まーな! ユシャンとのデートだもんよ!」 そう言うと、照れくさそうにするユシャンちゃん。わたしも、最近は自然体で彼女と接せられるようになって、ありがたい。「今回も、エレンが最後か」「家が、公園から少し遠いからね」 ごまかすようにエレンちゃんの話に切り替えるユシャンちゃんに、彼女の事情を話す。「お、噂をすれば」 レィナちゃんが手をかざして遠くを見るので、わたしたちもそうすると、黒い影――エレンちゃんが、徐々に近づいて来るのがわかりました。 みんなで、手を振ってアピール。「ごめんなさい、待った?」「ううん、ほとんど今来たとこ」 一同見渡すと、頷いてくれる。「それにしても、今日もきれいだね!」 さっそく、エレンちゃんの黒主体のフェミニンな衣装を褒める。「ふふ、ユーもかわいいよ」「レィナも、今日もかっこいいな!」「ユシャンも、かわいいぜ!」 互いに、パートナーの褒め合い。「じゃ、さっそく場所探そうぜ」 レィナちゃんを先頭に、てくてくと園内を歩いていく。 ややすると、いい感じの木陰を発見。「ここ、どう?」「いいね。ここにしよう」 レジャーシートを芝生に敷いて、四隅に重しを乗せる。「かんせーい! 腹減ったよ。飯にしようぜ!」 わたしもお腹ぺこぺこなので、大賛成!「ユーは、サンドイッチだね」 正確には、プチトマトとブロッコリーもね!「エレンちゃんも、サンドイッチだね」「持ち運べるのっていうと、どうしてもね」 苦笑する彼女。「とりあえず、なにか取り替え
Last Updated : 2026-07-13 Read more